24.【5月11日(土)】【晴れ】 武奈ヶ岳 坊村→御殿山→武奈ヶ岳→御殿山→坊村

         
明王院・赤橋 第1ピークで ヨネちゃん、Kさんと 武奈ヶ岳山頂(風強く帽子押さえる) 茶坊
     
ニオイタチツボスミレ ニオイタチツボスミレ ミツバツチグリ ツクバネソウ 
 
ベニドウダン チドリノキ 名残のイワカガミ 

 低山ばかりだと筋肉は衰えるし、晴天の今日、久しぶりに武奈ヶ岳に行くことになった。西南稜のベニドウダンの開花状況を調べる必要もある。ユッキーは靴をシリオからローバーに変えて、靴慣らしを終えてのちの本格的な山登りには今日が初めての使用。

 例によって家の近くのコンビニで食料を調達し、名神、湖西道路、鯖街道で葛川青少年センターへ。8時に到着してびっくり。満車状態。ぐるぐる回ってようやく1台のスペースを見つけて駐車。土、日はやっぱり登山者が多いということか。コーンポストで立ち入り規制を行っている区画があったからか。

 バス停前のトイレで入山の儀式。4時間以内に山頂に着けるかというのがわれわれのペース。

 明王院を過ぎてすぐのところに「スズメバチに注意」との警告がある。慎重に歩を進めていたところ、ユッキーが急に静かになる。「スズメバチや」と抑えた声で言う。あとで聞いたところ、偵察隊の大きなスズメバチが顔の前に来て、顔をよく見てから離れていったとか(こいつは向かってくることはないとスズメバチが判断したのか?)。

 比良三大急登の1つの登り。黙々と登っていく。他のハイカーには遠慮せずどんどん抜いていってもらう。モミジノコバ(われわれの勝手な命名)で一休み。さあ、これからも急登。右手にキタヤマブシの群生を見ながら、また黙々と登っていく。

 ともかくこの御殿山コースには花がない。西南稜からの花に期待を寄せて、ここは我慢の登り。花がないと言っていたところ、申し訳程度にチゴユリが一輪咲いていたのが見つかる。

 西南稜ではベニドウダンがやっと開花し始めたといったところ、レンゲツツジはまだ蕾堅し。天気晴朗なれど風強し。

 もうじき第4ピークに到達するというところで、なんやら見慣れた顔が。そう、ヨネちゃんとKさんであった。何ヶ月ぶりだろう。「この前釈迦岳に行っておられたから今日あたり武奈かも」とのヨネちゃんの推理は見事当たっていた!

 まあ、しかし、よれよれで武奈ヶ岳山頂に辿り着いた。231回目。昨年11月22日以来である。3時間半かかった。なんとか250回まで行きたいものだが・・・。あと何年かかるか?

 南東からの風が強いので頂上西側でシラクラや百里ヶ岳など高島トレイルの山々を見て昼食。

 昼食を終わる頃にアジア系のインバウンドの団体がやってきてにわかに賑やかになった。入れ替わりにこちらは下山の途に。

 降りも時間がかかり、3時間10分ほどで坊村に到着。いつものように「茶坊」に立ち寄る。女将さんは注文せずともわれわれの顔を見て「コーラフロートですね」。異常な天気でだんだん季節感がなくなりますねというような話をして、疲れを癒やす。リフレッシュしたところで店を出て、帰路についた。