33.【6月19日(水)】【晴れ】 奧の深谷花探索 暮雪山多目的保安林駐車場→大山口→正面谷→金糞峠→奧の深谷→北比良峠→ダケ道→大山口→暮雪山多目的保安林駐車場

駐車場 アオガレ 奧の深谷 三之谷 ツルアジサイ
 
ササユリ クモキリソウ
   
デワノタツナミソウ  シソバタツナミ ショウキラン クモキリソウ 
   
イブキジャコウソウ  ショウキラン 

 奧の深谷を中心にして花探索とすることにした。

 いつものように、名神、湖西道路でJR志賀駅前のパン屋に寄って食料を調達し、イン谷口に向かう。驚いたことに平日の8時前であるにもかかわらずすでに15台ほど車が駐まっていた。これが土曜日とか日曜日とかだったら、どれほど多くなっていることだろう。

 駐まっている車の1つがアイちゃんの車だった。すでにアイちゃんは出発している。なんとか金糞峠までには追いつくだろうと歩き始める。

 正面谷はコアジサイ街道となっている。いい香りの中を登っていると、やっぱりアイちゃんに追いついた。「お久しぶりです」と声を掛け、以後、ご一緒して頂いて奧の深谷花探索を行った。

 正面谷から金糞峠に到着して休憩。峠近くのジギタリスの花は蓬莱、打見に一杯あったのが鳥が種を運んできてこちらで根付いたようだと、長年比良通いを続けておられるアイちゃんの話。蛇蝎のごとく嫌って抜き回っている人もいるが、そこまでしなくてもと私は思う。これも自然なのだから。

 八雲まで行ってお昼とも考えたが、JR小屋前の登山道から大きく外れたアイちゃんお気に入りの場所で昼食とした。

 昼食時間を長くとったので、今日は八雲に回らず、ショートカットで北比良峠に上がることにした。3本谷がある中で一番北側の谷を遡行する。もちろん道はない。アイちゃんに誘われて雪の時を初めとして2回ほど遡行している谷である。

 ユッキー、アイちゃん、二人とも膝にサポーターをつけ、登り始める。するとそのときユッキーは柔らかい草と水のところに足をつっこみ、ああ、関節をひねってしまった。せっかく治りかけていたのに!

 導水のホースのようなものに捕まり、ユッキーは痛みをこらえながら一歩一歩前進する。下は岩が沢の水に濡れてつるつる。上に逃げる訳にもいかず大冒険の登りであった。

 やっと上が明るくなって北比良峠の駅舎跡に到着した。

 ここでイブキジャコウソウがわれわれを歓迎してくれた。咲き始めである。ジャコウの香りがほのかにしている。

 元気を取り戻して長いダケ道の下山にとりかかる。アイちゃんとは、体のこと、医者のこと、病院のこと、医療保険のことと話が尽きない。いつもは退屈なダケ道の降りも気が紛れて知らないうちに大山口に着いていた。

 駐車場近くでアイちゃんとは再会を期しお別れして車に乗り込んだ。帰宅して今日はぬるめのお風呂でカミツレ湯。

 うちあげは、昨日から用意のローストポークでノンアルビールKLAUSTHALER。ドイツ製だが甘く感じられた。私の評価はC。

 ショウキラン、クモキリソウ、イブキジャコウソウが見られて楽しい花探索の一日であった。アイちゃん、いろいろとありがとうございました。またよろしくお願いいたします。







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