49.【9月14日(土)晴れ】 ポンポン山 大原野森林公園・森の案内所→竃ヶ谷→No.32→ケヤキ谷→東尾根→杉谷分岐→ポンポン山山頂→西尾根→竃ヶ谷→大原野森林公園・森の案内所
熊出没注意 | 終盤のシシウド | 山頂 | 終盤のオタカラコウ | 終盤のクサアジサイ |
ビッチュウフウロ | ハグロソウ | ||
シュウブンソウ | カリガネソウ |
アームカヴァーを森の案内所に忘れてきたので、それを受け取りに竃ヶ谷・ポンポン山に出かけた。竃ヶ谷の花に関しては今の時期あまり期待していない。
9時過ぎに森の案内所に到着。すでに1台車が駐まっていた。われわれは2台目。早速、森の案内所で届けを出し、忘れ物を受け取り、入山の儀式をすませる。
熊出没の注意書きが掲示されていた。今年の7月7日、8月23日にいずれも小塩山で発見されている。今年ポンポン山東尾根でわれわれもクマダナを見つけたことがあるので、 用心しなければと熊鈴をつけて出発。
このところ降雨はほとんどないので、道はかさかさ、徒渉箇所も難なく渡れる。
今日あたりChさん来られるんじゃないかと思っていたら、やっぱり、追いついてこられた。お久しぶりでということになり、以後、山の話、花の話をしながら竃ヶ谷を遡行する。
普段ならツリフネソウの咲いているところに来て言葉を失ってしまった。10日前に来たときに2輪だけ目にしていたツリフネソウが姿を消し、それ以外のものも葉を落とし、茎だけになっていたからである。その茎も何かに切られたようになっていた。Chさんの話ではネットなど柵で守られているようだが、実際には鹿が入ってきてすべてを囓ってしまったようである。ここからは推測だが、酷暑で草が枯れてしまい、鹿はいつもならリスクを恐れて入らなかったネットを飛び越えて、柵の中まで入ってきたのではないか。温暖化のツケがこんなところにも回ってきているようである。
暑い日照りの中で雨もほとんど降らず、オタカラコウの葉にしてもぐったりと垂れている。この時期見られたヤマホロシ、メハジキ、イヌショウマ、ジャコウソウ、ミズタマソウ等々は見られず。かろうじてカリガネソウ、シュウブンソウは見られた。
いろいろと花情報を交換しながらNo.32までやって来た。この前はここから西尾根に上がったので今日はケヤキ坂から東尾根に上がることにする。Chさんは、西尾根に上がって山頂に向かうということで、ここでお別れした。
竃ヶ谷とケヤキ坂のトリカブトはまだつぼみ堅し。東尾根にあがり、杉谷分岐までアップダウンを繰り返しながら進む。分岐から山頂に向かう。シャリバテ、暑さでもうふらふらである。カタクリ保護地のあたりに来たときに、山頂からChさんが降りてこられたのに再会する。次は森の案内所でとChさんは言われるが、われわれが森の案内所に着く頃にはもうChさん帰路につかれているに違いないと確信する。
やっとのことで山頂に。昼食を始めたところ、ポンポン山の常連さんの1人と覚しき人が話しかけてこられ、昼食の時間が延びてしまった。まだまだ話しを続けたそうであったが、われわれ帰りに用事もあるので、急いで出発する。あとは何の花もない西尾根をひたすら降っていく。リョウブの丘を過ぎてしばらく行ったら向こうから顔を見知った方が近づいてくる。スミレ博士のTさんである。
Chさんの話をしたら会いたそうであったが、もう森の案内所に着いておられるだろうと言うと、断念されたようであった。ここから、比良、伊吹山、奈良のスミレの話からTさんが木で作られた小さくて精巧な模型の話まで、話が盛り上がった。空模様も少し怪しくなってきたので、話を切り上げてお別れする。
森の案内所に着いたら15時を回っていた。5時間46分の歩行時間となったが、おそらく昼食の時間を含めてそのうち1時間はお喋りの時間だったろう。
新名神、名神、京滋バイパスと進み、西宇治インターで降りて用事を済ませて帰宅した。
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