66.【11月25日(月)晴れ】 大文字山に紅葉を探る バス停銀閣寺道→中尾城趾→メガネ峠→パノラマビュー→モミジ坂→二段の滝→夢見庵→天の原→春日坂→大文字山山頂→四つ辻→楼門の滝→圓重寺→霊鑑寺→バス停錦林車庫

 
パノラマビュー近く モミジ坂 二段の滝 山頂 楼門の滝
     
メタセコイア  

 土、日は天気が悪かったので、晴れの日を待って本日大文字山に出かけた。京阪、バスと乗り継いで銀閣寺道に到着。京阪、バスは通勤、通学客で満員だったが、銀閣寺道に降りると、インバウンドの数は比較的少ない。やはり月曜日のせいなのだろうか。9時3分出発。

 われわれはまず大文字山のメタセコイアを確認するため、中尾城趾に向かう。木に阻まれていいアングルでは撮れないが一応記念として写真に収める。まだ黄色くなり始めたばかりでオレンジ色に進むところまではいっていない。

 中尾城趾からメガネ峠へ。ここで地元の方が休んでおられた。ここから二段の滝へ向かう。メガネ峠から山頂までもう誰にも会わず、われわれの一人旅。モミジ坂では、少し紅葉も見られたが、それよりも落ち葉が夥しい。

 二段の滝は滑滝で水量はそこそこあった。登り口からずっと落ち葉は濡れており朝まで雨があったことを示している。

 さて、ここからは沢を遡行し、まずは夢見庵を目指す。まだまだ青モミジの連続で、11月になってもまだまだ暑い日が続いたことが原因の一つだろう。これは遅い。もう1週間で12月となるのに。

 ようやく小熊山から下りてくる谷筋と交わるところで紅葉が見られ、今日来てよかったということになる。夢見庵で昼食。30分もかけてゆっくり食事をしたあとはさらに沢を遡行する。もう一つ見られたのは実に天の原の近くに来たときだった。

 ここから急な登りの春日坂で山頂へ向かう。もう、紅葉観察とは無縁になる。食事のあとで体が重いが仕方がない。本道にあがってやっと大勢の人と出会う。山頂でピーク写真のあと、さて、どちらから降ろうかと思案する。火床から法然院か、四つ辻から霊鑑寺か。

 楼門の滝あたりの紅葉がひょっとしてと考え、旧如意古道を降っていく。いつも思うのだがこの道はゴロゴロ道で歩きにくい。この道を選んだ思惑はものの見事にはずれ、ここも青モミジばかり。紅葉するのにあと10日かそれ以上かかるのではなかろうか。京都市の有名な神社仏閣のモミジは、紅葉情報によると、ほとんど軒並み「見頃」と出ているのに、なんという違い。

 楼門の滝の下あたりでゆっくりと降りられているシニアと出会う。山頂から初めて人に出会ったことになる。「この道は面白くないね」とこのシニアはこぼされる。「夏は涼しいですけど」とユッキーは答えるが、確かにあまり面白くはない道だ。

 圓重寺でようやく手入れをされているモミジの紅葉が見られたが、ユッキーの膝に響くコンクリートの道をひたすらバス停に急いだ。そこからはバス、京阪と乗り継いで帰宅した。

 大文字山はまだ楽しめると思うので11月の終わりか12月にもう一度訪れたいと思っている。

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