3.【2月15日(土)晴れ時々曇り】 大文字山 銀閣寺道バス停9:35→行者の森→メガネ峠→中尾の滝→石積み→出合孫熊山四つ辻→エナガの道→落合→キビタキの沢→夢見庵→天の原→春日坂→山頂→四つ辻→鹿ヶ谷道(如意古道)→霊鑑寺→錦林車庫バス停

 
堰堤の左側から登る 打越別れ 石積み 思案六法フクロウの辻 ここからエナガの道
 
エナガの道  落合 

 陽が差していいお天気でフクジュソウ観察にポンポン山に出かけたいところだが、1時間の車の運転は腰に負担になりそうだし、そもそも、「散歩の拡大解釈」にはちと無理があるので、この次ということにして毎度おなじみの大文字山に出動した。

 京阪出町柳駅で食料を調達し、入山の儀式もすませて、バス停へ急いだところ、なんと、「山歩き復活人」さんがお連れの方とバスを待っておられた。この前お会いしたのはいつのことか。ずいぶんと昔のような気がする。同じバスで銀閣寺道で降りたが、先に行ってもらう。如意ヶ嶽から大津に降りる予定だとか。

 今日の目的はエナガの道で落合に降りるルートを確認すること。

 腰、脚をいたわりながらゆっくりと歩を進める。

 メガネ坂からメガネ峠へ。メガネ峠では女性のグループが休んでおられたが、ここから先の裏大文字ではほとんど人に出会わなかった。


 どんどんと東に進み、中尾の滝にも寄らずに石積みから出合孫熊山四つ辻まで。ここで方向を転じ、北へ進む。

 エナガの道の沢に降りるところはかなりの急傾斜でジグを切って道はあるけれども慎重に降りる。あとは沢の中、あるいは岸の細い道を辿って、落合まで降りた。ここからはおなじみの道である。ここも、岸の道を辿ったり、沢の中に降りたりしながら、沢を遡行する。紅葉(黄葉)を愛でるときに訪れる場所である。

 途中、小熊山から下りてくる谷を確認したりしながら、夢見庵に到着した。11時55分。

 いい時間となったので、ここで昼食。私はサンドイッチとどら焼き。お茶とコーヒーで。30分ほど休む。春を思わせる陽気でのんびりした。

 まだまだ山頂まで先は長い。まずは天の原まで。ここから、春日坂で行くか熊山乗越・明王坂で行くかの選択となる。やや前者の方が距離が短く、かつ、これまでの経験ではほんの少し楽な気がするので、春日坂で山頂に向かうことにする。食後の登りはつらいが、仕方がない。もし山頂で昼食としていたら、シャリバテ地獄が待っていたであろうから。

 山頂13時17分。もう昼食の時間ではないので、いつもの賑わいは消えている。

 写真を撮ってあとは下山。トレイル道で如意古道を辿って霊鑑寺へ。今日の楼門の滝は水量少なく、もちろん凍っていなくて迫力が全くなかった。14時35分バス停に着いたと思ったらほどなく203系統のバスが来て乗車。アジア系のインバウンドの人に席を譲ってもらうという稀有な経験をした。よほどこちらが疲れ切った老人と見えたのか? 出町柳から京阪で帰宅。愚息にもらったチョコレートと牛乳でうちあげ。お風呂の後は、たっぷり煮込んだポークシチューとノンアルビール。いろいろ飲み比べた結果、添加物の入っていないビールでは「ヴェリタスブロイ」が少なくとも私には一番おいしく感じられたので、ノンアルビールはこれに決めている。