7.【3月8日(土)曇り】 センティメンタル・ジャーニー(1)瓢箪崩山 バス停戸寺→寒谷峠→瓢箪崩山→三宅八幡宮→叡山電車八幡前駅

 
バス停戸寺前「志野」 登山口 寒谷峠 寒谷峠から山頂へ 山頂手前のピーク
 
瓢箪崩山山頂 山頂から蓬莱山(ズーム)
二本松 三宅八幡宮

 夫婦で山歩きを始めた私が50歳台半ばから60歳になる頃まで、よく歩いた山は大原の山や北山であった。車の修理にまだ時間がかかっているし、昔歩いた山を再訪してリハビリ登山としようと考え、そこで思いついたのは瓢箪崩山。ここは2017年の台風後に登って以来訪れていない。

 瓢箪崩山(遠くから見ると瓢箪を横に倒したように見えるところからの命名だと記憶する)に行くにはいくつかルートがあるが、一番よく歩いた道で行くことにする。

 大原行きの京都バスで「戸寺」で降り、バス停前にある「志野」で食料(シイタケ巻き寿司と黒豆餅)を買い求め、歩き始める。すぐ、山の会と覚しきグループとすれ違う。二ノ瀬から来てこれから比叡山に登るとのこと。これは健脚。われわれにはとうてい真似ができない。このグループとすれ違って以来、三宅八幡への下山途中まで他に誰にも人には出会わなかった。

 今はなきベニシアさんの家の前を通り、登山口の前に到着。8年前に来たときには工事中であった堰堤と林道が完成しており、8年前の面影は全くなし。木は切り倒されてアスファルトの道。もうここからは登りたいとは思わないなあとぶつぶつ言いながら登っていく。
 
 標識5番あたりで新道は旧道に合流し、旧道は寒谷峠に向かう。やっと、懐かしい木や岩がすぐに確認できるようになる。8年前には倒木ジャングルになっていて、迂回したりして大変だったが、今はもう整理されていて難渋することはない。

 寒谷峠へあがる最後の登りの斜度はかなりある。ここは気張りどころ。峠に上がったところで休憩。甘納豆を食べ水を飲む。

 2017年には寒谷峠のシンボルツリーが倒れたのが風の大きさを示していたが、その木は今も倒れたままである。ここからは回り道もあるのだが、われわれは岩場をストレートに登っていく。尾根に到達すればあとは少しのアップダウンでまずは山頂手前のピーク。そして少し降って登り返して山頂に到達。

 山頂からは北の方には蓬莱山が見え、東の方には比叡山が見える。比叡山を見ながら昼食とした。11時6分~44分。

 下山にもまたいろいろとルートがあり、岩倉花園町に降りるのもその一つだが、少し遠回りになるが三宅八幡宮へ降りる道をとることにした。このルートは一番よく使っていた道だ。

 途中の二本松を通る過ぎるときに見れば、松は二本とも折れたり倒れたりしていた。いつもそうだが、下山時には写真を撮るのもおっくうになり、ひたすら歩くのみ。

 いくつか分岐はあるが、いつも使っていた道を使って三明院の前を通り、三宅八幡宮に辿り着いた。ここの神社は狛犬ならぬ狛鳩(?)が鳥居の前に据えられている。

 あとは叡山電車で出町柳まで。そして京阪で帰宅した。帰宅したのは3時半ぐらいであったか。

 「センチメンタルジャーニー」は時々に出かけたいと思っている。