21.【7月2日(土)曇り】 大文字山逍遙  銀閣寺→太閤岩→A17→大文字山山頂→京都トレイル→大日山→七福思案処→南禅寺→地下鉄蹴上駅

 
行者の森 A17 大文字山山頂へ 大文字山山頂 大日山山頂
   
コクラン ヒメヤブラン
ムラサキカタバミ

 タシロランとコクランの偵察に出かける。

 熱中症予防のために水分をできる限り多量に持っていくのでザックは重くなる。これも仕方がない。

 京阪出町柳駅からバスに乗り換え、銀閣寺道まで。これまでバスにはインバウンドが大勢乗っていたが、今日は姿を見ず。バス停8時38分に出発。銀閣寺道では、少しのインバウンドと観光タクシーで回る修学旅行生のグループを除けば閑散としている。まあ、まだ9時前ということもあろうが。

 いつもそうだが、大文字山に登るのが日課となっておられる方が、次々と降りてこられる。「蒸し暑いですね」が挨拶の言葉。

 太閤岩のところから沢筋の道を登り、城趾尾根へと上がる。沢の源頭から尾根へ登るのがしんどい。A17で本坂と合流。黙々と山頂への道を登る。

 山頂に10時40分ぐらいに到着。他に誰もいないのでお気に入りのベンチに座り、昼食とする。サンドイッチと牛乳。甘納豆。夕方から雨という予報があったが、その雨の予兆か、湿度が高く、京都市内を眺めても、愛宕山はもやで全く見えず。

 11時に出発し、下山でトレイル道に。

 途中で道を整備されている方々に出会った。ありがたいことである。道理で道は歩きやすくなっている。

 とは言え、トレイル道は岩肌が出ているところがいくつもあり、滑らないように注意しながら、降っていく。大日山に登り、降りて、目指すは七福思案処。ここから降り道は3本に分かれている。地下鉄蹴上駅へは、左か真ん中の道が近いのだが、真ん中の道は日向大神宮の境内に入るため、通り抜け不可となっていた。とすれば、左の道となるが、こちらはまず登りの道となるので、下りの登りはいやだということになり、結局、南禅寺への道に向かわざるをえなくなった。

 南禅寺へ降りてくると、やはりインバウンドの観光客が多い。みなさん、暑いのにご苦労さんです。まだ7月になったばかりだというのに。これから3ヶ月は猛暑に耐えていかねばならない。

 日向大神宮に行けなかったばっかりに、遠回りして南禅寺の境内を通って地下鉄蹴上駅に到着した。13時17分。

 ここでGPSを止めてデータを見ると、4時間39分、6.73kmの歩行であった。帰宅は14時過ぎ。早速洗濯物を取り入れ、シャワーで汗を流し、冷凍バナナと牛乳でうちあげ。夕方になると予報通り、雷鳴とともに雨。昼間の熱気を冷ましてくれた。

 目的のタシロランは全く姿が見られなかった。少し早いのではと予想していたので、この結果かもしれないが、かといってもう少し時間が経てば出てくる保証はない。一方、コクランは草が刈られたりしていて一株しか見られなかった。残念なことである。