44.【11月2日(日)曇り時々晴れ】 竃ヶ谷・ポンポン山 大原野森林公園・森の案内所→竃ヶ谷→No.32→フクジュソウ保護地→カナクギノキの丘→西尾根→ポンポン山→西尾根→大原野森林公園・森の案内所
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| 10月29日 | ジンジソウ | No.32 10月28日 | 山頂 | カナクギノキの丘 | ジンジソウ |
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| お菓子売りのてくてくさん | ジンジソウ |
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| シラキ | シラキ |
竃ヶ谷のジンジソウ、センブリを見に行くことにして、名神、新名神と車を走らせた。
日曜日なのでダンプの突撃はないが、慎重に車を走らせて9時過ぎに森の案内所に到着した。9時前で中の駐車場に入れなかったのか道に2台ほど車が駐まっていた。
竃ヶ谷に入る申請所を提出し、案内所の人と話を交わす。話はもっぱらクマのことである。10月29日にも東尾根でクマの目撃情報があり、東尾根は通行自粛願いたいとの要請の文章が貼ってあった。
これでセンブリを観察することは諦め、竃ヶ谷から西尾根で山頂へ行き、そのまま西尾根で帰ってくることにした。
ジンジソウは柵の中、外にたくさん咲いており、昨年とは異なり数が多かった。
これで引き返してもよいのだが、それでは一日7000歩以上歩くということにはならない。そこでNo.32のところまで歩を進める。ここで小休憩してこれからの急登に備える。
ここでもクマの目撃情報が貼ってあった。ここのは10月28日15時。おそらく10月29日に目撃されたのと同一のクマではなかろうか。
クマ鈴をつけ、ときおり、笛を吹いたり、歌を歌ったりお喋りしたりしながら、斜面をジグザグ登っていく。
福寿草保護地のテントを過ぎたところ、上から「オーイ」と呼びかける声がする。こちらも「オーイ」。
なんとChさんの声であった。今日会えるか、あるいはChさんは比良の方に行っておられるかしらと噂しているところであった。Chさんはわれわれがここへ来るかもしれないということで比良に行くのをやめてこちらへこられたとのこと。ありがたいことである。近況報告、体のこと、健康状態の情報交換。歳をとるにつれ、話題はもっぱらこういうことになる。「またどこかで会いましょう」と言って、われわれは上の方に、Chさんは下の方にとお別れする。
知り合いとばったり出会ってお話しすると元気が出てくる。そして着いたところがカナクギノキの丘である。これは今は亡き田中さんが命名した丘であり、リョウブの丘があるのだから、ここは田中さんを偲んで「カナクギノキの丘」というのを正式名称(?)にしてもらいたいものだ。
あとは若干のアップダウンを繰り返しながら山頂に到着。さすが、日曜日12時となると、山頂はハイカーで一杯である。昼食。コンビニおにぎり二つと熱いお茶。
ここでまた出会いがある。一つはポンポン山常連の田中さんと中田さん。お互い漫才のコンビのようで、われわれも話に加わった。また、もう一つの出会いは「お菓子売りのてくてくさん」。森の旅人さんが会われた山登りの行商人。黄な粉のグラノーラとココアのグラノーラを買って、前者をポリポリ囓った。なかなかおいしい。
下りは西尾根で森の案内所に辿り着き車の処に帰ったのは14時25分。約5時間の山歩きであった。目的の花の一つは見られたし、さまざまな出会いがあり、充実した山歩きであった。