2012年の山行


48.【12月26日】バス停出合橋→森林センター9:25→樋ノ水峠分岐→10:57滝谷峠分岐→細ヶ谷→北山荘→アズキ坂→滝谷峠→貴船山→大岩分岐→14:16叡電二ノ瀬駅

 はじめてモクモクバスに乗りました.今日は久しぶりにマラソンランナーH氏とご一緒. バスは我々3人と学生風の3人の計6人が乗客.学生風の3人は山歩きが目的ではなさそう.

 案の定,出合橋に着くまでに学生風3人組は降車. 我々は出合橋で降りて森林センター(?正式の名称は失念)でトイレを拝借.女性用は故障中でした.ここでスパッツを着け,いざ出発.

 早くも細かな雪が降ってきます.レインウェアとレインカヴァーをつけ,林道を進んで行きます.樋ノ水峠分岐あたりにくると2,3cmの積雪.滝谷峠分岐から沢の徒渉を繰り返しながら細ヶ谷を登って行きます.我々の大好きな谷です.今西錦司博士レリーフは雪でおおわれていましたので,雪を落としました.絶え間なく雪は降るし,少々疲れを覚えてきたので,今日は柳谷峠・魚谷山はあきらめ,北山荘の前で昼食としました.このあたりに来ると5cmから10cmの積雪です.


 滝谷峠分岐に戻る際には沢を離れアズキ坂という山腹の道を選びました.滝谷峠からは貴船山三山の最高峰は登らずもう一つの貴船山に登ってあとはユリ道をひたすら二の瀬駅に向かいました.駅の階段を歩こうかというときに電車が入ってきたので急いで息を切らしながら乗車.打ち上げは久しぶりに出町柳の「上燗や茶房」でほろ酔いセット.エビスの琥珀の生.旨い.家に帰って山名酒造の純米酒でしめ.今年最後の山行でした.

*レポのアップ遅くなりました.実は,山行の翌日,寒い中家の工事の片付けなどしていたら,午後になって高熱となり血尿が出て大変なことになりました.ホームドクターに診てもらい,結局,疲れ,ストレスが原因との診断でお薬を飲んで30日まで寝込んでいた次第です.家の工事のストレス,義母の葬式の疲れ,その中での山行が追い討ちをかけたようです.無理をしてはいけない歳になったことの自覚が薄かったことを反省しました.


47.【12月8日】叡山電鉄修学院駅8:38→登山口9:00→水飲対陣→10:14ケーブル駅→ゲレンデ跡→10:36山頂駐車場→大比叡→11:00延暦寺ケーブル駅11:30

 一人来て落ち葉踏みしめ雲母坂

 妻が風邪気味で珍しく私一人で比叡山.久しぶりに雲母坂から登る.予定では大比叡から松尾坂を下って八瀬に降りるはずだったんですが・・・

 話す相手もいないのでただ黙々と歩を進めます.ピッチがあがります.あっという間に水飲対陣碑に.登りはじめは天気がよかったのですが,だんだん雲が多くなってきました.

 歩き始めてから2時間もかからずにケーブル駅に到着.八瀬からのケーブルは正月三が日を除いて3月まで止まっています.ということはほとんど人がいないということ.このあたりからうっすら雪が残っていました.

 ゲレンデ跡から山頂駐車場にあがりますと,1台だけ車がありましたが,その車もすぐに降りていき,山頂駐車場には私だけ.雪がパラパラしてきました.いつもは見える蓬莱山も雪雲に隠れて全く見えず.レインウエァを着込みザックにはレインカヴァーです.

 大比叡で写真を撮って松尾坂に行くべく山頂駐車場に戻ろうとしたところ,強風とともにアラレが顔を打ち始めました.あたりは吹雪の様相を呈しています.まだ昼食も取っていないしこれはあかん.雪の中,坂本ケーブルの延暦寺駅に行って駅舎で昼食をと考え行き先変更.急坂を下りケーブル駅へ.11時と早くはありましたが,とにかく食事.駅舎にはストーブもたかれていてありがたい.雪がやんだら歩いて坂本へと考えたものの,いっこうに雪はやまず.というわけでケーブルで降りました.上の写真はケーブルカーの中から雪の様子を撮ったものです.結局「うえだ」にも寄らず,家路に.坂本では雨となっていました.

 今日はO家でワインとチーズのパーティー.これをうちあげとしました.


46.【12月2日】善峰寺バス停→登山口9:14→大沢分岐→釈迦岳→10:38ポンポン山→リョウブの丘→11:30ツツジの丘11:50→12:16森の案内所12:20→杉谷分岐→金蔵寺→13:42南春日町バス停14:03

 妻が風邪気味で体調万全とは言い難くそこでポンポン山へ残りモミジの鑑賞に.

 JR向日町駅からの阪急バスは阪急向日町駅で満員となる.こちらは近鉄,JRの接続がうまくいき,向日町駅で20分ほどバスを待つ.そのおかげでゆうゆう1番乗りでバスに乗り込む.

 今日はだいぶ冷え.比叡山,北山,愛宕山はうっすらと雪化粧.南の方に位置するポンポン山でさえ昨晩の雪が残っているところがわずかにあり.もちろん大部分は溶けてしまっていますが.

 日曜日のせいかポンポン山でも人が多く,我々は先を急ぎます.西尾根コースで森林案内所まで.いつもは人が少ないこの尾根でも今日はいろんな人に会います.ツツジの丘で昼食.珍しくここには誰も立ち寄らずテーブルと椅子を独占.

 森の案内所の薪のストーブで暖をとりトイレをすませて金蔵寺へ.途中のコンクリート道は長く嫌ですが仕方ありません.

 前回は2時3分のバスぎりぎりだったので,今日は余裕を持って到着できるようにペースを設定.工事中の高速道路のところも迷わずに進み,20分ほど前にバス停に到着.1番乗り.

 JR京都駅では「八つ橋西尾」.例によってぜんざい.

 今日は早く帰れました.いつものようにカミツレ湯.そしてビールで締めました.次回は風邪が治れば雪のある比良山系に行きたいところですがさてどうなりますやら.


45.【11月25日】西村井→栃生登山口9:15→コナラのピーク→白倉南岳→中岳→白倉岳→烏帽子岳→松本地蔵→14:20西村井

 先週天候の関係で行けなかった白倉連山に出かけました.今日はすばらしいお天気で連山の尾根からは白山が見えました.紅葉見物と来年春のタムシバの蕾観察が今日のテーマ.
 車で出かけ西村井のところで駐車させてもらい,そこから栃生登山口までコンクリートの道を歩きます.地元の人の車以外はほとんど車は通りません.

 登山口からは急登です.伊藤新道よりもしんどいぐらい支尾根を直登します.630mぐらいのところでやや平坦な道が針葉樹林の中ありますが,ゆるやかなのはここだけです.やっと稜線にたどりついたら,ここがわれわれがコナラのピークと呼んでいる所で,ここで90度これまでの西方向から北方向に転じます.ここからはアップダウンの連続で尾根を北上するわけです.昼食は白倉岳から烏帽子岳に進む尾根でとりました.

 あとは下るだけなのですが,松本地蔵方向に下るさなか,490mのピークを巻き北側に向きを変え右側に谷を見ながら歩いているときに事件が起きました.倒木があったため妻がザックを下ろして倒木の下をくぐろうとしたとき,そのザックがなんと谷の方に20〜30m落ちていったのです.植林の中だったので取りに行き,無事あがって来ることができました.15分くらいのタイムロス.

 教訓:ザックの置き場所には気をつけろ!

 今日は用事があるので栃ノ実庵には寄らず,家路につきました.カミツレ湯のあとはビールで乾杯.
 

 タカノツメのレモンイエロー,ネジキの柿色,ケヤキの赤いレンガ色と紅葉を楽しみました.栃生登山口から白倉南岳までのタムシバはたくさん蕾をつけており来春が楽しみです.
 


44.【11月18日】北白川仕伏町バス停8:30→比叡アルプス→11:03一本杉→12:17箸塚12:35→13:22林道出合→坂本観光案内所→甘味処うえだ→JR坂本駅14:44

 白倉三山の紅葉見物を予定していたのですが,降水確率50パーセントということだったので急遽比叡アルプスの紅葉見物に変更しました.

 京阪電車で出町柳まで行き,そこからバスで北白川仕伏町終点まで.北白川バプティスト病院の横から入っていきます.石鳥居への方向を進みながら分岐があり,そこから地蔵谷へと折れます.やがて沢が現れ徒渉して進みます.しばらく沢沿いに進み,枯れ谷を渡り折り返すように尾根にとりつきます.尾根にのるとあとはアップダウンの連続です.紅葉を楽しみながらNTTの建物,一本杉を目指して.

 途中雨がぱらっと来てレインウエァを着たりザックにレインカヴァーをつけたりして,一本杉からロテル・ド・ヒエイの横に.そこから弁天堂の方向に.途中桜茶屋のところで背の高いモミジ.

 箸塚で昼食.ここから紀貫之の墓分岐まで登り.お昼の後で少ししんどいががまん.それからは歩きやすい道を下っていきます.この道は本坂や蟻ヶ滝コースの下りよりも歩きやすいような気がします.ただ最後林道に降りる前の石段の道はちょいといやですが.これで病院のところに出てきます.

 あとは坂本の甘味処うえだを目指して坂本のお寺を過ぎて観光案内所.ここでトイレ.夏だとここで着替えをするが今日はその必要なし.ここでもモミジ鑑賞.鮮やかな赤い紅葉が今年は少ない.

 8月以来久しぶりの「うえだ」.今日は季節限定の栗ぜんざい.お土産にはわらび餅.ここのわらび餅は本ワラビなので,驚くほどの弾力があります.

 ずいぶんと早く帰れたので,この前タキイから取り寄せたパンジーを植え付ける.これで冬の間楽しめます.そして,カミツレ湯.締めは山名酒造の「丹波旬楽」.楽しかった一日を振り返りながら.


43.【11月10日】JR京都駅7:25→8:32JR近江今津駅→石田川ダム9:12→9:22登山口→北尾根・三重ヶ嶽分岐→11:18武奈ヶ嶽11:47→赤岩山→光明寺→角川バス停13:31→JR近江今津駅14:10

 今週も高島トレイルの山で紅葉見物.ということで武奈ヶ嶽.JRで近江今津駅へ.そこからタクシーで石田川ダムへ.ここにトイレあり.昨年は雨にたたられましたが,本日も登り始めるとパラパラしてきました.そうかと思うとお日様がさしてきて狐の嫁入り状態.

 登りはじめから見事な紅葉で見とれながら登って行きます.この道も緩急をつけてあるので実に歩きやすい.途中三重ヶ嶽に登る人が一人追い抜いていきました.靴がスニーカーなのでびっくり.

 レインウェアを着たり脱いだりしながら三重ヶ嶽との分岐へ.尾根は風が強いのでここからは防寒も兼ねてレインウェアを着たままで山頂に.雨はやみましたが雲の流れの速いこと.しかし,右手に小浜湾と集落,左手に琵琶湖とはるか伊吹山を見ながらピークを3つほど超して山頂でした.

 ここで早めの昼食.おりから3人組が登ってこられ,聞いてみたら落合から三重ヶ嶽を経て武奈ヶ嶽に来たとのこと.7時駐車場所出発で4時間歩いてきたとのことで,「我々には真似できないなあ」と思ったことでした.


 あとは下山.赤岩山西峰から赤岩山へと進む.ここで高島トレイルとはお別れ.光明寺に降りていく道では激下りの所が2箇所あります.1箇所にはロープがありますが,あまり役に立ちそうではありません.ズルッと滑らないように慎重に降りていきます.

 あとは角川の集落を歩いてJRバスの停留所に.1時間1本のバスで福井県の小浜と滋賀県の近江今津駅の間を走っています.昨年は13時40分頃に到着したので10分の差で次のバスを待たなければなりませんでしたが(50分待ち),今年は間に合いました.近江今津駅からはこの駅始発の新快速で京都駅へ.朝が早かったので電車で少しうとうとしました.京都駅では「八つ橋西尾」.おぜんざい.家に帰って,今日は山名酒造の「生酒・熟」でしめました.


42.【11月4日】登山口(小入谷越え)8:48→シチクレ峠→県境尾根分岐→10:54百里ヶ岳山頂(931m)11:20→県境尾根分岐→根来坂峠→焼尾地蔵→大倉谷出合→13:57登山口(小入谷越え)

 今日は高島トレイルの百里ヶ岳の紅葉・黄葉見物.バスではなかなか行きにくいので車で出かけました.鯖街道梅ノ木から北西に入っていきます.日曜日のせいかダンプの対向車はなく,比較的すいすいと進み,途中,針畑ルネサンスセンターでトイレを借り,小入谷越えの駐車場まで.すでに6〜7台の車が駐車しており,残り2台くらいのスペースのみ.

 ここから百里新道を登って行きます.最初急登ですが,すぐに平らなところに出,また登っては平坦なところとリズミカルに登っていけます.この新道を造った人の配慮が窺え,いい道です.

 タカノツメのレモンイエロー,ブナの茶色っぽい黄色,ネジリキの薄い柿色,コミネカエデの朱色と黄葉・紅葉はずいぶんと進み,目を楽しませながら快適に登って行きます.少し汗がでますが,それほど暑くはありません.アップダウンを繰り返しながら,P805mからは一気に50mくだり登り返すと円錐形の百里ヶ岳山頂が見えてきます.少し登ってシチクレ峠.ここから南谷,木地山バス停への下り道がついていますが,我々はさらに尾根を登って行きます.県境尾根分岐まではきつい登り.

 県境尾根分岐からもアップダウンを繰り返して最後のきつい坂を登れば百里ヶ岳.小浜方面,海が曇っていますが高曇りなので見えます.少し早いが昼食.ところがグループですでに来ていた連中がラジオを鳴らすは,酒を酌み交わすは,スルメをあぶるは,タバコをすうはと下界の居酒屋風.これはたまらんと昼食もそこそこに出発しました.やれやれ.

 登ってきた道をくだり県境尾根分岐へ.そこから帰りは白石山を通って根来坂峠に進みます.ブナの木の間に小浜方面が見え隠れする中,快適に進みます.峠のお地蔵さんを見て旧道を進みます.途中2回ほど林道に出てまた旧道に戻ります.大倉谷出合で2回徒渉.昨日の雨のせいかやや水量が多く,くるぶしあたりまで水につかりました.昨年10月29日にここへ来たときはこれほどの水量はなかったのですが.

 駐車場所に戻って朽木市場のほうに車を走らせました.梅ノ木からの道よりもずいぶんと走りやすい道です.こちらにまわったのはもちろん朽木岩瀬の「栃ノ実庵」に寄るためです.朽木新本陣で焼き鯖寿司を買い,そして「栃ノ実庵」に.栃ぜんざいを頂き,あん入りわらび餅(もう2つしか残っていず売り切れ寸前)と栗大福をお土産に帰路につきました.湖西道路は渋滞していましたが,無事帰宅.カミツレ湯のあとはビールでしめました.錦秋の山に大満足.


41.【10月20日】イン谷口9:02→10:30金糞峠→11:41コヤマノ岳→12:05武奈ヶ岳12:55→14:50坊村

 今日は紅葉・黄葉の進み具合の観察.久しぶりにFさんとご一緒.JR比良駅からイン谷口へは予約タクシーにしました(1350円ですから1人450円).

 さて,正面谷を登って行きます.汗の出が少なくなったので比較的楽に登っていけました.金糞峠からは奥の深谷に進み,コヤマノ岳南尾根にとりつきます.コヤマノ岳に近づくとブナノキが増えてきて黄色に色づき始めていました.金糞峠からのこのルートはいいコースです.

 コヤマノ岳のブナ林を通って武奈ヶ岳山頂に.いい天気でゆっくりとお昼に.ここからガリヴァー旅行村へ降りることも考えたのですが,やっぱり西南稜を通ってコヤマノ岳やシャクシコバノ頭の紅葉を見ながら降りたいということで西南稜に.ここで下から木の板などを持った30人ぐらいの学生らしきグループが登ってきました.山小屋と登山道の整備に出かけるとか.どこの大学かと聞いたらなんと大阪大学のワンゲル部との答え.3年前まで私が教えていたところじゃないですか.そう言えば見たことはないのですがスゲ原のあたりに阪大の山小屋があるとは聞いていました.

 もし西南稜を下って行かなかったら会えなかったわけですから,なんという偶然.なんだか嬉しくなって御殿山に.あとはひたすら下るのみ.なにせ比良三大急登の一つですから登るのもしんどいですが,下るのも途中で嫌になってきます.景色も植林の中で単調だし.ぶつぶつ言いながら明王院に.バスまで時間があるのでトイレ,着替えをして坊村の茶坊でゆっくり.いつものようにコーラフロート.坊村でバスはそこそこ一杯に.しかし,このあと予期せぬことが起こったのです.というのも,バス停の平に着いたら,皆子山に行ったと思われるグループが次から次へと走って来ます.バスは発車時間を遅らせて出発.JR堅田の駅ではバス到着後3分で新快速,その少し後に普通がそれぞれ出発することを知っていましたので,これは間に合わんなあと思っていたのですが,このグループがまた降車に手間取っていたので,とうとう予定の電車に乗れず,次の普通を待ちました.

 グループで山登りもいいですが少人数,せいぜい5〜6人でしょうね.これ以上多い人数のグループが普通のバスに乗ってこられたらたまりません.
 
 家に帰ってカミツレ湯のあとは山名酒造の「愛山(アイヤマ)」でしめ.比良山系の紅葉はこの1週間でずいぶん進みました.次は高島トレイルの山に行こうかと計画しております.


40.【10月13日】坊村8:48→10:37御殿山→11:23武奈ヶ岳12:06→12:49御殿山→14:13坊村

 今日はリンドウとセンブリの観察に出かけました.夕方から用事があるので車で武奈ピストンです.この御殿山コースはおもしろくないのですが,坊村に車を駐めて早く帰ってくるには仕方がありません.

 久しぶりでお天気がよい快適な山行でした.明王院のところから急な登りを進みます.われわれがモミジノコバと呼んでいる所まで40〜50分.いつもここで最初の休憩をとります.ここからがいよいよきつい.次の休憩場所はさらに40〜50分の見晴らし台.御殿山まではあと少し.それからワサビ峠へと下り登り返します.西南稜です.


 こんなにいいお天気の中,西南稜を進むのは1年にそう多くはありません.コヤマノ岳方向を見ていると先週よりは少し紅葉が上の方で進んでいるようです.まあ,しかし,黄葉・紅葉はまだまだです.

 風が強いので山頂よりすこし北陵に行ったところの岩陰で風をよけて昼食.そこへ,なんと,かおりさんとサラちゃんの登場.そう言えば御殿山コースを登っていたときに下の方で犬の声がしたのでサラちゃんかもと言っていたところでした.やっぱりそうだったんですね.


 情報交換をして,われわれは下山の途に.すると,西南稜でシーちゃんとはじめてお目にかかる.お互いホームページを見て周辺情報はあるのですが,実際にお目にかかったのはこれがはじめて.ヤクルトの差し入れを頂きました.ありがとうございました.

 坊村に降りて時間が早かったので車を飛ばして朽木岩瀬の栃ノ実庵に.売り切れ寸前のブドウ大福をお土産にまず確保して,私は栃餅ぜんざいを頂きました.大粒のアズキがほどよい柔らかさで煮崩れせずにあって,それにこの大きな焼いた栃餅.

 家に帰ってカミツレ湯のあとはビールで乾杯.さて,次回はどこに.


39.【10月06日】ガリヴァー旅行村9:40→10:08大擂鉢→広谷→イブルキノコバ→12:22武奈ヶ岳12:48→ゲレンデ跡→八雲ヶ原→14:06山上駅跡→北比良峠→ダケ道→15:25大山口→イン谷口→16:18JR比良駅16:21

 今日はフクオウソウとウメバチソウの花の観察で出かけました.京都駅から新快速で近江高島駅へ.バスでガリヴァー旅行村へ(220円).ここでトイレを済ませ,広谷までは前回と同じ道です.そこからイブルキノコバへまわり,武奈ヶ岳に.曇り空で比較的楽に山頂まで.

  山頂では汗冷えもあり寒いぐらいでウィンドブレーカーを着込みました.

 そこからコヤマノ岳分岐を経てゲレンデ跡から八雲ヶ原へ.ススキが一杯の中を足下に気をつけながら八雲ヶ原へ.

 今日は前日の雨のせいかわずかに湿っていて,ズルッと滑ることは避けられました.滑るのを避けられたのは,実はいつもの靴のソールを張り替えるべく出していたので,新しい靴をはいたのも幾分関係あったでしょう.冬山や縦走用のではないこの新しい靴の軽いこと.
 
 湿原で花観察の後,ダケ道で大山口まで.1週間前の台風のせいか朽ちた木が倒れていて,歩きやすくしていただいているダケ道でも倒木で歩きにくいところも1箇所ほどありました.

 今日は車ではありませんからイン谷口から比良駅まで歩きました.近道を行ったのですがそれでも遠い.何時に電車が来るか調べていなかったので早歩きで駅まで行ったところ,3分後には電車が来るというので急いで階段を駆け上がりました.

 打ち上げは京都駅の八つ橋西尾.さすが黒糖氷はありませんし,氷を食べたいという季節も過ぎましたので,季節限定の「マロンパフェ」.

 帰ってカミツレ入りのお風呂の後は山名酒造の「五百万石」.これも青木杜氏の作で辛口.ゆっくりと飲みながら,雨にも降られなかった(伏見では夜に入って雨が降ってきました)今日の山歩きを振り返りました.

 次回は武奈ヶ岳西南稜の花観察です.
 



38.【9月22日】ガリヴァー旅行村9:40→大擂鉢→広谷→細川越→12:30釣瓶岳12:52→イクワタ峠→笹峠→地蔵山→地蔵峠→ヨコタニ峠→林道出合→15:10畑バス停

 今日は大擂鉢から広谷までの花の観察と細川越から釣瓶に行こうという計画(9月9日このルートの予定であったが細川越のアブでやむなく武奈ヶ岳に変更したので).
  
 8時15分京都駅発の新快速で近江高島駅まで.9時3分発のコミュニティーバスでガリヴァー旅行村へ.驚いたことにまたまたYさんが先にバスに乗っておられました.この前の武奈山頂の写真を頂き,大擂鉢までご一緒しました.また驚いたことには広谷でYさんと再会.Yさんは八淵の滝から最短コースで広谷へ来られたのでした.そこからYさんはイブルキノコバ・武奈ヶ岳へ,われわれは細川越に.

 今日はアブはほとんど出なかったので安心して(?)釣瓶岳に.この最後の登りがしゃりバテ気味でもある身にはつらい.まあしかしなんとか釣瓶岳に着きました.

 今日はアブに出会わなかったのでここで昼食.そしてイクワタ峠に着いたら,蛇谷ヶ峰への道を4名のグループに尋ねられました.確かにここからは尾根を右に左にくねくねと道が続いているのでちと分かりにくい.結局ヨコタニ峠までご一緒しました.「山少年」を中心とするこのグループは坊村から武奈・釣瓶を越えて蛇谷ヶ峰まで縦走とのこと.六甲の縦走にもよく出られているとか.われわれとてもこの体力はありません.お互いの情報を交換して別れました.山を通じて輪が広がっていくのは楽しいものです.

 おしゃべりで時間をとったので,別れてからはちょいとスピードを上げて畑に下りました.

 打ち上げは京アンジュで「白玉抹茶クリームあんみつ」.家に帰って今日はシャワーではなくてカミツレ入りのお風呂にしました.そして,山名酒造の「丹波杜氏」.鮮烈な辛口で喉にスルリ.
 


37.【9月15日】イン谷口8:57→正面谷→金糞峠→奥の深谷→コヤマノ岳→12:05武奈ヶ岳12:37→北陵→細川越→スゲ原→広谷→大擂鉢→小擂鉢→大擂鉢→15:05登山口(ガリヴァー旅行村)→バス停15:33

 雷雨の予報に多少の危惧を覚えつつもやっぱり武奈ヶ岳です.ガリヴァー旅行村3時33分発のバスに間に合わせるべく,時間短縮のために,JR比良駅からは予約タクシーでイン谷口まで行きました.

 山の上の方はガスがかかっている中,正面谷を進みます.昨夜から今朝にかけての雨のせいでしょう,地面は少し濡れています.滑りそうな岩には注意しつつ金糞峠まで.ここから奥の深谷,それから武奈ヶ岳最短コースと銘打たれたルートでコヤマノ岳まで.ここからいったん下って武奈ヶ岳へと登り返します.

 山頂では台風のせいでしょうか風の強いこと強いこと.汗冷えの体にはちと寒いぐらいです.風を避けて山頂の西側で昼食.そこへまたまたYさん登場.そうそう,われわれが西南稜にのる少し手前でYさんのお知り合いと出会いました.このホームページを読んでいただいているようで,知り合いの輪が思わぬところで広がっているのが面白いですね.
 

 下りは北陵,細川越,スゲ原・広谷でキタヤマブシを観察し,大擂鉢へ.Yさん情報をもとに八淵の滝を小擂鉢まで足を伸ばしました.そして引き返しガリヴァー旅行村まで.ここでトイレ,着替えを済ませバス乗り場に.乗客は地元の人2人に登山客2人とわれわれの計6人.

 JR近江高島駅では20分ほど待ち,新快速で京都へ.

 京都駅では例によって八つ橋西尾.夏の定番「黒糖氷」.家に帰っては山名酒造の「奥丹波プレミアム」.山田錦の兵庫県の原種を使った辛口の酒.

 今日の花との出会いは,写真以外には,オオカニコウモリ,アキチョウジなどでした.


 山歩き万歳! 次回はどこに?


36.【9月9日】ガリヴァー旅行村9:40→大擂鉢→広谷→スゲ原→12:00細川越え→北陵→12:34武奈ヶ岳12:53→西南稜→御殿山→14:56坊村

 今日のテーマはキタヤマブシ(トリカブト)を見ること.実は昨日予定であったのだが,天気予報によると午後から雷雨とのことで,今日に延期したわけ(これが正解であったことは,打ち上げで坊村の「茶坊」に寄ったところ,昨日はすごい雷雨でびしょ濡れになって下山した人がいたということで分かりました).

 大擂鉢のところから広谷方向へ徒渉.意外に水は少なく,時間をとられずに先に進みます.キタヤマブシは水不足のせいか,下葉が黒く枯れているのが多かったですが,見事な花もありました.全体的には3分から4分咲きというところ.あと2週間ぐらいが見頃でしょう.

 12時に細川越えに着いて,釣瓶から畑に降りようと思っていたのですが,蜂の擬態をとった大きなアブが2匹うるさくつきまとってきたし,また前回の釣瓶岳山頂のアブにもまいったことも思い出して,予定を変更して,北陵を武奈ヶ岳に向かうことにしました.下りに北陵を使うことは何回もやっていますが,今日のように登りに使うのははじめて.「うあー,これだけ登らんとあかんのか」という見かけの割には,また,しゃりバテ気味でもあった割には,楽に登れました.曇り空で風があったのも助けになりました.


 山頂は相変わらず大勢の人です.風がありやや汗冷えとなったので私はシャツを替えました.

 昼食後は下るだけです.意外に速く下ることが出来て,坊村の「茶坊」でゆっくりしました.

 家に帰り,洗濯,シャワーのあとは伏見・藤岡酒造の「蒼空」.

 
 今日の花との出会いは,ヨシノアザミ,ホツツジ,キンミズヒキ,クルマバハグマ(まだつぼみ),カニコウモリ(つぼみ固し),アキギリ,アキチョウジ,キタヤマブシ,ツルリンドウなどでした.


35.【9月2日】イン谷口トイレ前8:16→大山口→正面谷→金糞峠→ヨキトウゲ谷→中峠→コヤマノ岳→11:30武奈ヶ岳→ゲレンデ跡→八雲ヶ原→山上駅跡→北比良峠→ダケ道→大山口→14:46イン谷口トイレ前

 今日も夕方から用事があるので早く帰らねばならず車でイン谷口へ.「昼から所によって雷雨」の天気予報も気になり,早く帰ろうかという算段.

 さて,しかし,歩き出すとやっぱり蒸し暑く汗がだらだら出ます.時折風が吹きますが,そう長くは続きません.この汗だらだらとバテバテは明らかに比例しています.結果として予定のコースタイムからは少しづつ遅れます.


 金糞峠からヨキトウゲ谷を登っていきます.沢沿いの道は途中何回も徒渉しますが涼しく快適です.谷を離れてからは登りが急になり中峠へ.さらにコヤマノ岳までは2つのピークを超していきます.このあたりつらいところ.ブナノキが増え出すとコヤマノ岳ももうすぐだということになります.

 ここから下り鞍部に着いてから登り返します.山頂では大勢の人がおられました.山頂でまたまたYさんに会いました.何という偶然.3月にポンポン山に行ったときの写真も頂きました.

 Yさんは北陵からスゲ原にまわって下山するとのことで,我々はコヤマノ岳分岐からゲレンデ跡を通って八雲ヶ原へという最短コースを進み,そこからダケ道へと進んだのですが,Yさんが追いついてこられ(なんと速い!)一緒に大山口まで降りました.

 いつもはだんだん退屈になってくるダケ道もYさんとの話がはずみ,あっという間に下山できました.Yさんありがとうございました.


 帰路は途中湖西道路で渋滞にひっかかりましたが,なんとか無事帰宅.今日はビールで締め.

 


34.【8月25日】イン谷口トイレ前8:15→金糞峠→11:16武奈ヶ岳山頂11:46→イブルキノコバ→八雲ヶ原→山上駅跡→カモシカ台→大山口→14:55イン谷口トイレ前

 夕方から用事があるので早く帰らねばならず車でイン谷口へ.風が少しあるので汗は出るけれども少し楽.

 今日のテーマは八雲ヶ原にサギソウを見に行くこと.8月,7回目の山行です.よく歩きました.

 正面谷から金糞峠へ.そして八雲ヶ原方向に少し行き,徒渉して武奈ヶ岳最短コースに.最初は楽ちんですが,支尾根を登るあたりからきつくなっていきます.やっとの思いでコヤマノ岳に.ここから武奈ヶ岳へは西南稜を登るほどにはしんどくありません.山頂で昼食.今日のようないい天気は年に何回とはなく,360度見晴らしは最高でした.おかげでついつい長居をしました.


 下りはコヤマノ岳分岐を経てイブルキノコバへ.ここでなんとYさんに会いました.声をかけてもらわねばそのまま行き過ぎるところでした.またまた八淵の滝から登ってこられた由.さまざまな情報交換をして別れました.

 イブルキノコバから八雲ヶ原に.湿原を見て回りますと,ありました,ありました.可憐なサギソウが20ほど.これで昨年の半分とか.

 所期の目的は達成され,八雲ヶ原から山上駅跡まで一登り.そしてあとはダケ道を下ります.

 大山口の橋は修理されていました.あのヴォランティアの方のお仕事です.ありがたいことです.

 さしたる渋滞もなく帰宅.シャワー,洗濯のあと町内会の役員会に.地蔵盆の精算です.終わって帰りいよいようちあげ夕食です.本日は山名酒造「奥丹波・山の盆」.

 本日の花はサギソウ,キタヤマブシなどですが,宿題としては,ミヤマママコナのようなのですが花が白いのを見つけ,これはなにかと.下りのダケ道で見て宿題となり,帰宅して同定したのは「キクバヤマボクチ」.


33.【8月19日】北白川仕伏町バス停8:46→10:13石鳥居→白鳥越え→10:59登仙台・一本杉→桜茶屋→12:00無動寺・弁天堂→無動寺道→13:11坂本

 午後から山沿いは落雷・雨という予報で比良では困るということで比叡山.今日は北白川のバプティスト病院の横から登りました.風が少しあり蒸し暑さはいくぶんかまし.ツクツクボウシが鳴き出し,夏の終わりを知らせています.沢沿いにはリョウメンシダ,ジュウモンジシダ,ホンバイヌワラビ,イワヒメワラビ,ヤブソテツなど多くの種類のシダが元気に育っています.(シダ類の名前はすべて妻の教示によります.私はさっぱり分かりません.)

 石鳥居までの間で今日はマウンテンバイクのグループに二つも会いました.石鳥居からは白鳥越え.尾根を進みます.ヤシャブシがある比叡アルプスの分岐まで登ると,後もう一息です.

 登仙台には比叡山ドライヴウェイで来た車が一杯.ここの自販機でお茶のペットボトルを買い足す.ロテル・ド・比叡の横から弁天堂の方へ.イワタバコが咲いていました.

 箸塚と呼ばれる河原で昼食.いつ来てもいいところです.マツカゼソウが一杯.そこから道はどんどん沢から離れていき登りとなります.下っているときに登るのはしんどいと言いながらぐんぐん登ります.それから下りに転じて少しのところで紀貫之の墓との分岐.ここから30分ほどで琵琶湖病院の駐車場がある登り口につきます.あとは坂本の町を歩いて観光案内所でトイレと着替え.雨が降ってきました.早めに降りてきて正解でした.そして一路「甘味処・うえだ」へ.一週間前にも来ました.お店には山登りのかっこうをした夫婦が先におられました.家では山名酒造の「夏にごり」でうちあげ.8月は夏休みモードで1週間に2回の山歩きですが,次回から1週間に1回の週末登山家になります.


32.【8月16日】ガリヴァー旅行村9:42→大擂鉢→広谷→細川越え→12:28釣瓶岳12:39→イクワタ峠→笹峠→地蔵山→地蔵峠→横谷峠→林道出合→15:05畑バス停15:24

 8月5日に大擂鉢に行く途中で見たヨシノアザミのつぼみがそろそろ咲いているかなと思って今日のコース.近江高島からのバスでばったりYさんと遭遇.滝コースのはじめまでご一緒しました.ヨシノアザミはまだほんの一つ二つしか咲いていませんでした.われわれは大擂鉢から広谷へと進みます.徒渉地点,鎖とアンカーで渡りますが水量は少なめです.

 細川越えまでの道筋で一株だけキタヤマブシがはやくも咲いていました.これを見られてよかった.全体の開花が見られるのはは8月おわりから9月のはじめにかけてでしょう.

 細川越えから釣瓶岳に向かうわけですが大きなアブが3,4匹ずっと体のまわりについてきます.長袖の服を着ているわけですが,その上から3,4発かまれました.かまれたときに痛いのと,そこがいつまでもかゆいので困ります.虫除けも全く効き目ナシ.

 釣瓶岳で持参のおにぎり2個のうち1個だけ食べてすぐに出発.イワヒメワラビの群生の中,尾根を下って行きますが,ここは武奈ヶ岳の西南稜にも似て樹木がなくて見晴らしがよく,急な坂をどんどん下りていきます.これで日差しが強ければ困りますが,今日は幸い曇り空.ここで雷がきたら困りますが,今日は幸いそれもなし.

 笹峠峠から横谷峠までは踏み跡薄く,地図と磁石とテープを頼りに慎重に進みます.横谷峠からは道ははっきりしています.ただこの道の倒木の多いこと.やがて林道に出て,その向かい側の防獣柵を開けて中に入り,しばらくすると畑の棚田が見えてきます.日本の原風景のようなところで心が落ち着きます.とある民家にカノコユリが咲き誇っていました.

 1.5リットルすでに水を消費しましたがまだあと500ミリリットルほしいところです.しかし,集落からバス停に行っても自販機は全くありません.水はほしいけれどもしかし自販機がないのは日本の原風景としてはいいことだと納得して,我慢して,JR近江高島駅の自販機のお世話になる.

 京都駅に着いて「八つ橋西尾」に行ったところ6人待ち.今日は大文字ですからね.それで近鉄名店街の「アンジュ」.ここで抹茶クリーム小倉白玉あんみつ.さっぱりした甘さのあんみつです.家に帰ってビールで乾杯.

 今日のお花の出会いは:フクオウソウ,クルマバハグマのつぼみ,ヨシノアザミ,ヤマジノホトトギス,キタヤマブシ,ヒカゲノカズラ,マツカゼソウ,カノコユリ,リョウブの花(終わりかけ).


31.【8月12日】叡電八瀬駅8:45→11:37大比叡→延暦寺鶴喜そば→12:53ケーブル駅→13:56比叡山高校グラウンド

 山沿いは雷等の予報もあり,エスケープがあるところがいいということで,比叡山に.今日は松尾坂で.ケーブル駅の横から登って行きます.いきなりの急登.蒸し暑くて汗がだらだら.

 西山峠からはいったん下って林道に.そしてそこからまた登りです.見晴らし台ではいつもなら遠く比良の蓬莱山が見えるのですが,今日は雲がかかって全く見えず.かろうじて大原や岩倉が雲の切れ間の太陽に照らされて確認できたほどでした.

 山頂駐車場を経て大比叡に.駐車場にはたくさんの車が来ていました.大比叡からテレビの中継アンテナ塔の横をすり抜け延暦寺の境内に.ここの「鶴喜そば」で昼食.

 そこから坂本ケーブルの延暦寺駅まで行き,その横を通って蟻ヶ滝コース.もっとも,蟻ヶ滝,蓬莱峡は崩落のため通行禁止なので立ち寄りはしません.比叡山高校のグラウンドから野球部の練習の声が聞こえてくると坂本の登山口が近いということになります.グラウンドに近い道は草が生い茂ってちょっとした藪漕ぎ状態です.あまりこの道を通る人がいないためでしょうか.そう言えば,松尾坂でも,この蟻ヶ滝コースでも他の登山者に全く会いませんでした.

坂本と言えば甘味処「うえだ」.宇治金時のかき氷で疲れを癒す.ここの宇治金時のアズキも抹茶の蜜も自家製で,これが絶品.「海の家」のかき氷とは全く違います.家に帰って今日もビールで乾杯.


30.【8月8日】坊村9:44→牛コバ→擂り鉢山分岐→11:43奥の深谷→12:00大橋12:25→水晶小屋→縦走路→13:23荒川峠→湧き水→林道→15:25JR志賀駅15:40

 今日は花狙いではなくて比較的涼しそうなところを歩こう,ということで奥の深谷・荒川越えのルートをとりました.ウィークデイで出町柳からのバスはないのでJR京都駅から堅田駅,そこからバスで.このバスに乗るのは初めてです.8時50分発のバスなので坊村からの登りはじめが出町柳の京都バスよりも1時間近く遅くなりました.坊村で降りたのは我々二人だけ.

 8月初旬なのに風がありとてもさわやかな山歩きでした.汗が少ない分しんどさはあまりありませんでした.


 奥の深谷ではロープのあるところより15mほど上流のところを渡ります.この夏は雨が少ないので水量は多くなく,足を濡らすこともなく石をひょいひょいと跳んで渡りました.

 ここからの道はいい道です.風があって虫もほとんどなく快適でした.大橋に着いて,そこの河原で昼食.誰もいないところで川のせせらぎを聞きながらゆっくりしました.そうそう,大橋は危なっかしい状態になっていましたので,橋を使わず渡れそうなところで石の上を跳んで渡りました.

 
 ここから谷をつめて登って行き縦走路へ.縦走路もいい道ですが尾根の背に登るところは急でいつもしんどいところです.今日も例外ではありませんでした.ようやく荒川峠に着きました.あとは下るのみです.

 志賀駅で着替えをして乗車.京都駅ではやっぱり「八つ橋西尾」.「珍しいですね,土日以外の日に来られるとは」と店員さんに言われてそう言えばそうだと納得.家に帰って洗濯,シャワーを浴びて,ビールで締めました.
 


29.【8月5日】ガリヴァー旅行村9:42→10:10大擂鉢→11:22広谷→11:35イブルキノコバ→12:26武奈ヶ岳12:54→北陵→細川越→13:44広谷→大擂鉢→15:11ガリヴァー旅行村15:33

 ガリヴァー旅行村から武奈ヶ岳に行ってみよう,ということで久しぶりに近江高島までJRに乗り,そこからバスでガリヴァー旅行村へ.バスには八雲ヶ原で清掃活動をされているあきほさんも乗っておられました.大擂鉢までの道の途中の崩落したところは迂回路ができていました.少し急ですが通行は可能です.

 大擂鉢の徒渉は水量が少なめでひょいと渡れました.今日のコースは比較的涼しいコースです.
広谷で2回目のタオルクール.

 時計回りで広谷に戻ってこようとイブルキノコバを経て武奈ヶ岳に.山頂にはいつもほど多くの人はおられませんでした.帰りのバスの時間を考慮しつつ山頂で昼食.ゆっくりしました.雲がかかっていて見晴らしはよくありませんでした.

 北陵から細川越えに着いたところ,道迷いの老人がいて明王院から武奈ヶ岳に登りここに来たのだが,大山口に降りたいとのこと.驚くべきことに持っている地図を見せてもらったところ登山届けの紙を見せるではありませんか.「こんなに分岐が多いとは知らなかった」とおっしゃる.あきれてものも言えませんでした.ともかく広谷まで案内し,イブルキノコバ方向をお教えして別れました.


  大擂り鉢を渡り登山口近くに来たところ,山ガール二人が登ってきて武奈ヶ岳まで何時間で行けますかとのたまう.今日二組目の非常識な登山者です.もう3時なんですから下山し終わっていなければならない時間なのにこれから登るなんて.大擂り鉢ぐらいまで散歩して帰れと言っておきました.やれやれ.

 ガリヴァー旅行村から近江高島駅までのバスは3時33分に出ます.トイレ,着替えをしてから列に並びました.バスとJRの接続は悪く,ぐだぐだしながら電車を待ちました.京都駅ではいきつけの(?)「八つ橋西尾」.このところ車で山歩きに行くことが多かったため本当に久しぶりです.夏はここで「黒糖氷」.上品でゴマの風味と黒糖がきいています.そして家ではビールでうちあげ.


28.【8月2日】2合目9:14→11:53伊吹山山頂13:24→15:31上野登山口

 okaokaさんのホームページで情報を得たので昨年より1週間早く伊吹のお花畑を見に出かけました.1週間早いとシモツケソウはまだ3分咲きぐらい.しかし,シシウドやメタカラコウは満開.カワラナデシコもまだ美しく,なによりイブキジャコウソウが満開でした.

 昨年のように近江長岡駅から予約タクシーで出かけたのですが,今年は2合目と3合目の間に危険箇所ができたため2合目まで.それでもだいぶ助かります.ここで580m.3合目では一面にユウスゲ.登るときには開いていませんでしたが,帰り道見ると,1輪だけ花を開いていました.

 全体に薄曇りで山頂にはガスが.そのため比較的涼しく登って行くことができました.山頂の三角点の近くで昼食をとりましたが,ガスで少し寒いぐらいでした.

 お花は,クサフジ,シシウド,メタカラコウ,クルマバナ,カワラナデシコ,キバナノカワラマツバ,カワラナデシコ,キリンソウ,コウゾリナ,イブキジャコウソウ,イブキトラノオ,ギボウシ,クサボタン,イブキフウロ,クガイソウ,アカソ,キンバイソウ,コオニユリ等々.シシウドにとまって歌うホオジロの写真も撮れました.

 下りは日差しが強かったのですが,さっさと降りました.飲んだ水の量は2リットル.登山口からはタクシーで近江長岡駅まで.あとは米原で新快速に乗り換え,一路京都へ.

 うちあげは家で.サントリー・ザ・プレミアムモルツ.楽しいお花見物の山歩きでした.


27.【7月29日】坊村8:10→9:10牛コバ→奥ノ深谷→小川新道→ケルン→12:08シャクシコバの頭→12:21中峠→口ノ深谷→13:24ワサビ峠→御殿山→15:12坊村

 朽木の栃ノ実庵で6月末予約で水無月を買ったところ,あたりくじが入っており,賞品の引き替えが7月30日までというので,車で行けるところと考え,奥の深谷,小川新道を歩いてみようということになりました.

 久しぶりの牛コバ・奥の深谷です.このところ雨がほとんど降っていないから徒渉はそれほどむつかしくはなかろうとの予測もありました.坊村から牛コバを経て擂り鉢山分岐のあたりまでの登りはやはりきつい.蒸し暑く汗がだらだら出るなかを奥の深谷の徒渉地点まで.トラロープが張ってあるところがあるのですが,下の石が滑りそうでこれはパス.10mほど上流の地点で石が乾いていることを確認してジャンプ3回.無事徒渉.それから小川新道を登ります.ケルンまでのところはガレていてロープなどもありますが,何とか登り切り,さらにシャクシコバの頭に向かってやせ尾根をひたすら登ります.尋常ならざる汗の量によるのかバテバテ.シャクシコバの頭を経て中峠へ.ここで昼食.しかし,小川新道からブトとアブにつきまとわれ,ゆっくりともできず.

 中峠から口ノ深谷に降り,タオルを冷やしてワサビ峠.御殿山からひたすら下りました.途中でナツツバキ1輪と出会えたのは予想外.飲水量は1.5リットル.これでも足りないくらいでした.
 今日出会ったお花は,山アジサイにトリアシショウマ,ヤマトウバナ,モミジハグマ,ナツツバキなど.

 この後は打ち上げで朽木の栃ノ実庵まで.あたりくじの賞品はキャンディーのつかみ取り.写真の白い袋の中にとったやつが入っています.頂いたのは冷やし白玉ぜんざい.私の従兄のTさんが先日来られていたとのことでびっくり.

 家ではぬるめのカミツレ湯に入り,そのあとは山名酒造の「雄町米」.純米大吟醸の美酒.山歩き万歳・


26.【7月22日】イン谷口8:13→リフト道→10:42釈迦岳→カラ岳→11:55山上駅跡→北比良峠→ダケ道→13:27大山口→13:34イン谷口

 天気予報では曇り,雷雨ということなので,最初は奥の深谷・小川新道とも考えたのですが,結局,またもや車でイン谷口に.早めに出かけたのでスムーズに名神,湖西道路と進み,イン谷口のトイレ前で駐車.

 今日は大津ワンゲル道を通らずにリフト道.ガスっていていつ雨が降り出してもおかしくないような天気.そのおかげで汗は出ますが,比較的涼しく,結局500mlのペットボトル2本ですみました.

 釈迦岳に着くまでは誰とも出会わず.山頂ではおばあちゃんからお孫さんまでの大家族が早い昼食をとっておられました.ここではじめて人と出会ったことになります.ここから幻想的なガスの中,縦走路を進みます.自然のソフトフォーカスで妻の写真.

 夏のこの時期,花は少ないです.登り口でネムの木の花を見たほかにはノリウツギ等.

 カラ岳から山上駅跡までの縦走路で昼食.20分ほどで.縦走路を歩くとやはり山歩きの人をあちこちで見かけます.今日はトレイルランの人が意外に多かった.

 下りはまたしてもダケ道.そうしたら,いつも整備して下さっている方が今日も来られていて,この前の豪雨で崩れたところを黙々と補修されていました.こういう無償の行為をされている方を見ると本当に頭が下がります.

 帰りも渋滞なく家に着きました.早速洗濯.そして,今日のうちあげは山名酒造の氷点貯蔵「丹波旬楽」.冷たく冷えたのをぐいと.ご苦労さん乾杯.7月の最終週末.今度はどこに行こうか.天気もよさそうだし・


25.【7月16日】北白川仕伏町バス停08:43→石鳥居→水飲対陣跡→11:36ケーブル駅11:56→見晴らし台→大比叡山頂→14:20坂本観光案内所→甘味処うえだ→JR叡山坂本駅

 16日ぶりの山歩き.一昨日までの雨で北山方面は道路が通行止めのところもあり,比良も徒渉のところは水が多かろうということで,困ったときの比叡山.
 
 雲母坂はあまりおもしろくないので,北白川バプティスト病院の横からトレイル道を.いきなり「熊に注意」と看板があり,地元の人が最近熊が出て捕獲して岡山まで放しに行ったとのこと.本来熊がいない,このあたりになぜ熊が出たのかは不明.いずれにしろこの道を出かけられる方はご注意を.

 石鳥居から水飲対陣跡へ行くとき,沢へ降りますが,最初の沢で水が多いため,徒渉の場所を探すのに若干時間がかかりました.水飲対陣跡からはいつもしんどい登り道.今日も,久しぶりの山行,猛暑故の汗だらだらで,やっとケーブル駅へ.ここで昼食.自販機でお茶を買い足し,トイレ.

 見晴らし台経由で山頂駐車場へ.いいお天気で比良の方向もよく見えました.あちこちで積乱雲も.山頂の駐車場も一杯の車です.そして,大比叡へ.ここからいつもだと坂本ケーブルの延暦寺駅を通って蟻ヶ滝コースなのですが,道が崩れているかもということで,今日は本坂を下ります.阿弥陀堂から延暦寺の境内を通り延暦寺会館の横から.大勢の参拝客が来られていました.

 日吉大社,観光案内所のトイレで着替えをして久しぶりの「甘味処うえだ」.抹茶白玉アイスを頂く.かき氷は準備中.いつもここは梅雨明け宣言が出されてからメニューにかき氷が出ます.夏みかんゼリーとわらび餅をお土産にしてJR叡山坂本駅へ.

 家に帰って着ていたものを洗濯機に放り込みシャワーを浴びて夕食.サントリー・ザ・プレミアムモルツで締めました.


24.【6月30日】生きものふれあいの里09:05ー→10:52蛇谷ヶ峰11:16→12:40生きものふれあいの里

 昼から雨,雷の予報もあり,夕方から用事もあるので早く行って早く帰れるところ.というわけでまたしても車で,蛇谷ヶ峰へ.
 
 カツラの谷ルートは山ヒルを恐れて避け,支尾根の直登コース.あまりおもしろくないのですがピストンで.この道は階段道で段差がありけっこうつらい.

 途中ネジキ,コアジサイ,エゴノキ,ヤマボウシ,ハナヒリノキ,イワガラミ等を見ました.もう終わりかけでしたがコアジサイがこんなにあるのに気づき,来年は満開の時に来たいものと思いました.

 時間が早いためか山頂では我々の他にもう一組だけ.昼から雨の予報もあり,雲が多く360度の展望というわけにはいきませんでした.昼食の後下りに.かなり早い時間に車をおいているところに到着しました.

 今日は夏越しの祓いの日.栃ノ実庵で水無月を予約しておいたので,出かけ,お店でわらび餅ソフトを頂きました.夏にこれを目当てにお店に来ても遅いせいかいつも売り切れでしたが,今日ばかりは早かったのでゲット.わらび餅にソフトクリームがかかっていてその上にきな粉が振りかけられています.しかも,容器までまるごと食べられます.

 予約の水無月をもって一路鯖街道,湖西道路,名神(京都東から京都南まで)を通って帰宅.途中ぽつぽつ来たと思ったら雨が本格的に降り始めました.このタイミングの良さ.

 シャワーの後はO家でのワインとチーズのパーティーに出かけ,そこでうちあげ.



23.【6月23日】坊村8:25→御殿山→西南稜→11:10武奈ヶ岳11:41→西南稜→御殿山→14:10坊村

 夕方から用事があるのでまたしても車で武奈ヶ岳に.今日は久しぶりに坊村から御殿山コースで登る.梅雨の晴れ間で奇跡的に土曜日で雨が降らない.
 
 いつ来ても坊村からの登りはきつい.出発から1時間弱で,700mのわれわれが勝手に「モミジノコバ」と呼んでいる所ではじめての給水休憩.ここからもまだまだつらい登りが続きます.見晴らし台に来れば御殿山まではあともう少し.今日は曇り空ながら遠くまでよく見えます.鎌倉山に峰床山,愛宕山と京都の山々がはっきりと.

 御殿山からワサビ峠に降り,そこから西南稜に.大岩をすぎて最後の登りもきつい.しかし,雄大な景色,木々の緑に目を楽しませながら山頂に.ここで昼食.遠く白山まで見えるという幸運に恵まれ,ゆっくり食事.帰り道,西南稜でサラちゃんと一緒のかおりさんにばったり出会う.小塩山以来の出合い.ヤマツツジと武奈ヶ岳をバックに写真を撮ってもらう.

 あとはひたすら下るだけ.今日も打ち上げは家でということでそのまま車で帰宅.いつもは湖西道路で渋滞があるのですが,時間が早いためか,それもなしでスイスイ.

 カミツレ湯のあとは,ビールで締め.お天気に恵まれ快適な山歩きを楽しみました.次はどこに行こうか.


22.【6月10日】イン谷口8:12→9:44金糞峠→10:50コヤマノ岳→11:18武奈ヶ岳11:46→イブルキノコバ→八雲ヶ原→北比良峠→ダケ道→カモシカ台→14:24大山口→14:35イン谷口

 今日は久しぶりでマラソンランナーH氏夫妻とご一緒.H氏,座骨神経痛の病み上がりということで「優しい」ルートを選ぶ.

 正面谷を登り,金糞峠へ.ガスがかかってきています.奥の深谷から尾根道コースでコヤマノ岳へ.最初はアシウスギ,コヤマノ岳に近づくにつれてブナが増えてきます.ブナの若葉が美しい.ガスがかかって幻想的です.10m先が見えるか見えないか.そこからいったん下り登り返します.

 武奈ヶ岳の山頂でも,まわりの山々は全く見えません.今登ってきたコヤマノ岳も北陵も西南稜も.その中で昼食.寒いぐらいでした.

 下りはイブルキノコバをまわって八雲ヶ原に.湿原ではモリアオガエルの卵塊が季節を感じさせます.山上駅跡から北比良峠,またしてもダケ道です.なんと5週連続.大山口近くでいつもダケ道を整備して下さっている方とお話ができました.これで比良を離れて北アルプスに帰るということでした.

 今日は意図的にお花のある場所を記しませんでした.実は先週から楽しみにしていたミヤマナルコユリが,少しは残っていましたが,切られたりなくなったりしていたからです.また先週緑の蕾のササユリもなくなっていました.私の報告を見てそういう行動に出たとは思いませんが,場所を特定することはこれからやめたいと思います.

 今日出会った花:シライトソウ,ウツギ,デワノタツナミソウ,ミヤマナルコユリ,タニウツギ,アシウテンナンショウ,ヒツジグサ,シソバタツナミ.まだこれからの花:タンナサワフタギ,コアジサイ,ヤブデマリ.

 今日出会った鳥たち:ツツドリ,ミソサザイ,カケス,イカル,ホオジロ,シジュウカラ,コゲラ(すべてHさんのご教示による).

 家に帰って汗を流し,うちあげは伏見・藤岡酒造の『蒼空・生酒』.季節限定の酒でいかにも伏見のお酒です.乾杯.



21.【6月2日】イン谷口8:15→9:49金糞峠→ヨキトウゲ谷→10:42中峠→11:14ワサビ峠→西南稜→11:50武奈ヶ岳12:20→イブルキノコバ→13:11八雲ヶ原→北比良峠→ダケ道→カモシカ台→15:04大山口→イン谷口

 武奈ヶ岳西南稜のベニドウダン調査で先週とは違うルートで.早く出かけ早く帰るために今日も車で.

 イン谷口に車をおいて大山口から正面谷と先週と同じルート.ミヤマナルコユリ,タツナミソウ,ミズタビラコ,シライトソウ,ツクバネウツギ等を見ながら正面谷を登ります.金糞峠では立派なサラサドウダン.その先は八雲ヶ原方面ではなくてヨキトウゲ谷の沢を登っていきます.右に左にと何回徒渉したことでしょう.ここではアオテンナンショウ,エンレイソウを見ながら涼しげな流れに沿って登って行きます.やがて沢から離れて山腹を登ることになるとブナが次第に多くなっていきます.

 中峠から口の深谷源流に下りていくところではハウチワカエデの葉が緑のまま一面に落ちて絨毯になっています.よほど強い風が吹いたからでしょうか.口の深谷源流からは100m登り返すことになります.ここは多少つらかった.そしてワサビ峠.ここから西南稜です.さて,ベニドウダンは? 今年は裏作のようで昨年の3割程度です.これにはがっかり.しかし,アカモノ,それに例年になくたくさんのレンゲツツジ.武奈ヶ岳山頂ではゆっくりしました.

 今日はゲレンデ跡ではなくて遠回りしてイブルキノコバに.途中,ウスギョウラク,ツクバネソウ,チゴユリ,フモトスミレ等を見つけてはデジカメ.八雲ヶ原ではムラサキサギゴケ.こうしてまた同じ道をイン谷口に降りていきました.ダケ道は4週連続です.1週間ごとの変化がおもしろく,楽しみながらおりました.

 今日も家でのうちあげ.ビールで締めました.


20.【5月27日】イン谷口8:10→9:41金糞峠→10:48コヤマノ岳→11:16武奈ヶ岳→ゲレンデ跡→八雲ヶ原→北比良峠→ダケ道→カモシカ台→大山口→14:20イン谷口

 サラサドウダン,ベニドウダンに会えました.

 今日も車で出陣.午後から雷ということもあるし,仕事もあるので早く帰るべく.8時にイン谷口のトイレ前に着きましたらもうたくさんの車が来ていました.遠くのキリの花やフジの花,近くのタニウツギを見ながら40分ほどで青ガレに.ここから慎重に登りはじめ1時間ほどで金糞峠に.

 金糞峠からは奥の深谷源流に下りていく.いつ来てもここは心が落ち着くところです.そして八雲ヶ原のほうにまわらずにコヤマノ岳の南尾根にとりつき尾根を直登します.270mの登りはけっこうきついですが,アシウスギのオブジェを見たり新緑のブナの木を眺めたりと目を楽しませながら,明るい尾根を登って行きます.コヤマノ岳に近づくとブナが増えてきます.コヤマノ岳山頂付近にはオオカメノキも見られました.

 早く帰らねばならないのですが,ここまで来たらやっぱり武奈ヶ岳に行きたくなります.そこで緩やかに下り,登り返して武奈ヶ岳に.山頂は大勢の人で賑わっていました.昼食.西の方に少し黒い雲が見えてきましたので出発.帰りはコヤマノ岳分岐からゲレンデ跡を八雲ヶ原に.そこから先週と同じ道です.山上駅跡に行くまでの道でサラサドウダン,ベニドウダンを見かけました.昨年と比べると数は少ない感じ.来週あたりかなと思っていたら,今日見られたのでまずは満足.このときはダケ道でもっとたくさん咲いていることを知るよしもありませんでした.

 山上駅跡からはキスミレ,サラサドウダン,ベニドウダン,ヤマツツジを観賞しながら降りていきました.実に三週連続でダケ道を通ったことになります.しかし,毎回変化があって楽しめました.これだけサラサドウダン,ベニドウダンが咲いているので,武奈ヶ岳の西南稜はどうなんだろう,釈迦岳はどうなんだろうと思いました.

 家に帰って仕事をして風呂に入り,打ち上げは山名酒造の「卓」.凛とした辛口のお酒.美味い.


19.【5月19日】イン谷口8:33→大津ワンゲル道→イチョウガレ→11:06釈迦岳山頂→カラ岳山頂→八雲ヶ原→山上駅跡→北比良峠→ダケ道→カモシカ台→大山口→14:43イン谷口

 今日はシロヤシオがお目当てで釈迦岳に(早く帰らなければならないために富坂口,蛇谷ヶ峰はやめました).今日も車で.本日は湖西道路の渋滞有りで予想より遅く到着.どこに駐めようかと思うほどに一杯の車.みなさん武奈ヶ岳に行かれるよう.登山口から川を越えていざ登ろうとしたところ,上から降りてくる人がいます.「早いですね,もう下山ですか」と声をかけたところ,倒木が多くて途中で引き返してきたとのこと.これは困ったぞと思いながら登り始めたら,最初の2箇所ほどでそれ以降は倒木に関しては全く問題ありませんでした.
 
 イチョウガレまででヤマツツジを発見.それから緊張しつつイチョウガレを登り,釈迦岳山頂への最後の登りの前にまだ咲いている可憐なイワカガミを見て山頂に.山頂までのところのシロヤシオには蕾がなく,これは山頂からカラ岳への尾根でもそうであろうかと一抹の不安がよぎりました.実際その尾根へと進みますと,探さなければならないほどのシロヤシオ.しかし,数は少ないですが咲いているところはきれいに咲いていました.このあたりではオオカメノキも.オオカメノキの花は高いところにあるので撮影に苦労しました.

 カラ岳近くの尾根で昼食を済ませ八雲ヶ原に.ここでいつも週末清掃をされている「あきほ」さんにご挨拶.湿原を少し見てから山上駅跡に.ここからは先週と同じでダケ道.先週は目立たなかったサイゴクミツバツツジとヤマツツジが目当てで,金糞峠,正面谷のルートをわざととりませんでした.そうしたら咲いていました.標高の高いところではサイゴクミツバツツジ,低いところではヤマツツジと見事に棲み分け(?!)しています.

 大山口近くではタニギキョウを発見.小さく白い花が絨毯のように咲いていました.

 今日のルートではサラサドウダンの蕾が極めて少なく今年はだめかなあと思いました.イワカガミは終わりかけ,シャクナゲの残っている花はだいぶ痛んできておりこれももう終わりでしょう.

 今日もうちあげは家で.伏見藤岡酒造の純米大吟醸『蒼空』.まったりして美味い酒.ここの酒まんじゅうもおいしいです.


18.【5月13日】イン谷口8:08→ノタノホリ→10:25堂満岳山頂→11:11金糞峠→11:45山上駅跡12:16→北比良峠→ダケ道→カモシカ台→大山口→13:50イン谷口

 土,日どちらかに山歩きをしようと思っていて昨日は特に山のあたりはあやしそうだったので,本日日曜日に.珍しくいい天気で駐車場とかが一杯になることを恐れ早い目に家を出発.名神も湖西道路も大した渋滞はなくイン谷口に. しかし,8時前に着いても車は多く,福井ナンバーと岐阜ナンバーのバスまでとまっていて早くから多分みなさんシャクナゲがお目当て.
 
 トイレをすませてから桜のコバを経てノタノホリ.水量やや少なめ.高度を上げて谷をつめ,尾根にのり最後の急登.ここでシャクナゲの登場です.うーん,去年と比べると花数は少ない.そして山頂.山頂はすでに団体さんが占拠.山頂のシャクナゲはほとんどありません.これは去年と大違い.

 我々はシャクナゲ尾根を金糞峠へと進みます.こちらではそこそこシャクナゲを楽しむことができました.また,オオカメノキやシロモジの花も.シロヤシオの蕾は非常に少ないです.

 金糞峠から山上駅跡までアップダウンを繰り返し,基本,登りでアップアップ.山上駅跡で昼食.大勢の人が食事中でした.食事後,北比良峠を経てダケ道.ここからはイワカガミです.900mあたりではまだ蕾ですが800mから700mあたりになると,ピンクや白いのが咲いています.チゴユリも発見.コバノミツバツツジやヤマツツジはもう花が終わっていました.

 大山口までの道はずいぶん整備されています.整備の人に感謝です.こうして花と新緑の一日が終わりました.今日もうちあげは家でビール.

 次回はイワカガミ見物に富坂口から蛇谷ヶ峰に行こうかと計画中.



17.【5月6日】叡電鞍馬駅8:48→登山口→薬王坂→戸谷峰→三叉岳→11:20天ヶ岳→シャクナゲ尾根→13:30登山口→13:45小出石バス停14:00

 我々の山歩きは基本お花見物です.5月となるとシャクナゲを見に.まずは大原のシャクナゲ尾根.次回は比良のシャクナゲです.
 さて,本日は天気予報によれば,昼頃から雨,雷とか.確かに家を出たときから曇り空ではあります.そして叡電で鞍馬に近づくと車窓に雨が.ちょっと早過ぎるなあとこぼしてもしかたない.この連休いろいろ用事があって,出かけられなかったので今日は雨覚悟で出てきたわけです.

 鞍馬駅でトイレをすませ,レインウェア,スパッツをつけ出発しました.薬王坂,戸谷峰,三叉岳とすぎたら,向こうから雨合羽を着た人が降りてこられます.これが誰かと思ったら,お花に詳しいYさんではありませんか.何たる偶然.昨日は大谷山から赤坂山縦走をしてカタクリなどのお花を楽しまれ,今日は小出石から登ってこられたとか,比良のシャクナゲ情報とか,かおりさんは5月3日にシャクナゲ尾根に来られたとか,話は尽きません.我々は小出石2時のバス(その後は4時になってしまう)が気になったので先を急ぎました.


 天ヶ岳山頂を経ていよいよシャクナゲ尾根に入ると鉄塔広場までは去年よりも多いぐらいのシャクナゲ.雨もあがってきてシャクナゲを存分に楽しむことができました.鉄塔広場で昼食にしたのですがここのシャクナゲは去年のほうがよかったです.ただ全体として言えるのは今年は裏作とは言えないほどにシャクナゲはありました.また小出石の下りではすでに散りかけのもありましたが,まだまだ見るに堪えるだけのシャクナゲが.さらにこちらでは白いシャクナゲがありました.突然変異かなにかでできたものと思われます.この下り坂では白いシャクナゲを楽しむことができました.

 最後は激下りで林道へ.バスには十分間に合いました.今日はバスで国際会館へ.そこから地下鉄に乗り換え家に直行しました.打ち上げはビールで乾杯.楽しい一日でした.5月は比良のシャクナゲとイワカガミを見に行く予定です.


16.【4月28日】葛川青少年センター8:25→ブナ平→鎌倉山山頂→オグロ坂峠→峰床山→クラガリ谷→八丁平→中村乗越→14:45葛川学校前→15:40葛川青少年センター

 今日はタムシバとイワウチワの観察,シャクナゲの偵察で鎌倉山・峰床山に出かける.いい天気になりました.早く帰るべく車で出かけたのですが,途中アクシデントがあり早く帰ることはできませんでした.

 さて,青少年センターから登り始めます.乾燥しているのでヒルの心配はなさそうです.しかし,それにしても暑かった.これが予定のコースタイムを遅らせます.ブナ平のタムシバは散っていたり,そもそも花があまりつかなかったようです.

 しかし,800mを越えるとシャクナゲが現れ(もちろんまだ蕾です.今年は蕾の数が少ないようです),タムシバも登山道より遠くのところで花が咲いています.やはりことしは花が少ないよう.さらに鎌倉山山頂手前の斜面のイワウチワも咲いていましたが,やはり年々花が少なくなっているように感じられます.

 イワウチワを楽しんだ後は鎌倉山,さらにアップダウンを繰り返しオグロ坂峠,ここまで出会った人は二人だけ.オグロ坂峠のお地蔵さんの祠は雪のため倒壊していました.さらにまたアップダウンを繰り返し峰床山.昼食.その後はクラガリ谷を下りて八丁平.ここでいつものキンキマメザクラを見て,中村乗越.つまらない植林を辛抱しており,沢にたどり着いたところでようやくいろいろなお花と出合い,デジカメぱちぱちでゆっくりと降りました.途中何回か徒渉し,足場を考えながら林道まで.この林道が長い.ようやく葛川学校までたどり着きました.しかし,ここからが悲劇の始まり.
 
 鯖街道を坊村の車のところまで行くのはいやなので,安曇川の左岸を進みます.しかし,植林の杉が倒れるとともに道が崩落しています.崩落しているところを上の方に進んで行こうかとも思ったのですが,急斜面でとても進めません.仕方なくむりやり河原に降りて倒れた数本の杉を跨いだりくぐったりしながら進み,そのあと,むりやり斜面を登って道に戻りました.このちょっとした冒険で大幅な時間のロス.センターにたどりついたところ,「江賀谷のヒルは大丈夫でしたか?」と尋ねられました.気温も高くなってきたことだし雨,雨上がりの日は要注意のようです. 

 帰りは栃ノ実庵で冷やしぜんざい,お土産はイチゴ大福(4月で終わり).今日の締めは山名酒造の「杜月」.しっかりした奥行きの深いお酒でした.今日のお花は写真以外では,キンキマメザクラ,ミヤマカタバミ,ヤマルリソウ,エンレイソウ,ネコノメソウ等々.


15.【4月22日】水尾8:13→10:03愛宕山10:35→荒神峠→ツツジ尾根→12:45JR保津峡駅13:02

 タムシバ,イワウチワの前に観ておくべきものとして愛宕山のツツジ尾根のコバノミツバツツジがありました.ということで,本日は愛宕山.夕方に用事があるのでいつもの越畑,地蔵山経由ではなくて,水尾から.okaokaさんが先週行かれたルートをとりました.先週は五分咲きであったツツジも今日はほとんどのところで満開でした.JR保津峡駅で降り自治会バスに乗車.山歩きの人間が我々二人を含めて三人,地元の方がお一人の計4人の乗客で出発.250円.

 水尾の農協前が終点で,ここから歩き出します.最初はアスファルトのすごい傾斜の道ですが,登山道に入ると非常にいい道です.社務所裏道というわけで,1時間半ほどで神社境内に.その少し前から雨が降り出しました.夕方からとかいう予報とは異なります.仕方がないので雨のフル装備をしました.境内の休憩所でまだ10時だけれども昼食.この雨だと他では昼食がとれないと思ったからです.この予想もまたあとで裏切られます.

 表参道を下っていきますと雨は降ってはいません.そこで水尾別れの小屋で雨具をとりました.そこからさらに下り七合目休憩所手前で支尾根に.ツツジ尾根というわけです.ここをあがってくる人にツツジ情報をお聞きするとコメカイ道出合いから下は一杯咲いているとのこと.期待に胸弾み,とんとんと下って行きます.2年ほど前は上の方でもずいぶん花があったように記憶するのですが,ずいぶん花が減っています.荒神峠をすぎると次々コバノミツバツツジが見えてきました.あちらこちらでデジカメするので時間がかかります.

 下のほうが花は多いのですが,登山道近くの花は減っているように感じられます.そう思っていると,JRの駅近くの激下りのところでいやなものを見てしまいました.折ったと覚しきツツジの枝(50cmはあります)をもって酔っ払って降りる70歳代の老人二人組.こんな人に山には入ってもらいたくありません.折っているところを見たわけではないので何も言いませんでしたが,本当に気分の悪い思いをしました.

 JR京都駅では八つ橋西尾.今日は夕食まで時間があるので抹茶パフェ.家ではビールで締めました.


14.【4月15日】大原野神社9:05→炭の谷→Nの谷→小塩山山頂→御陵谷→天皇陵道→13:35南春日町

 今日は満を持してカタクリの花を見ようと小塩山へ.晴れの予報にもかかわらずやや雲もあったのですが,期待通りカタクリの花は一杯咲いていました.西山ネットワークの皆さんの活動の成果でしょう.ここ数年で今年は一番見応えがありました.

 大原野神社のトイレ(駐車場のところにあり)をお借りして,前の茶店でよもぎ餅を買いいよいよ出発.高速道路の工事のおかげでどうなっているか心配でしたが,なんとかいつもの登山道を見つけることができました.ただ料亭の「ぶへい」はどこかへ移転したのか,まさにその料理屋のあったところが高速道路になっていました.獣除けの電気柵を入りすぐ左を柵沿いに登って行きます.(昨年はそのまままっすぐ植林の道を進み苦労したのを思い出しました.)

 登り切って,カタクリの花を見るべく炭の谷に降りようと思っていたら,柵の前にミニチュアダックスがお留守番.あっ,かおりさんの愛犬だ,ということは今日来られているのだ!昨年大原のシャクナゲ尾根で出会ってからほぼ1年ぶりの再会でした.こういう絆はホームページを開いていればこそで,ネットワークの広がりが楽しいですね.

 炭の谷,Nの谷でお花を楽しませてもらったあとは,テレビ局のアンテナのある山頂付近で昼食.今日はギフチョウを見ることができませんでした.昼食後は御陵谷.こちらは以前ほどはカタクリの花は多くなかったです.家に帰って蘭の植え替えをしなければならないので,寄り道せずに天皇陵道を下り,正法寺のしだれ桜を見て阪急バスの南春日町バス停に.いつもは1時間に1本しかないのですが,今日は臨時バスが出て,直行で阪急とJRの駅に.京都駅では久しぶりに「京アンジュ」で「抹茶白玉クリームあんみつ」.

 打ち上げは家で山名酒造の純米吟醸酒「春霞天空清明」.名前の通りすっきりさわやかなお酒でした.

 次の土日は今のところ雨の予報ですがどちらか降らないでほしいと切に願っています.今度はタムシバ,イワウチワを求めての山歩きです.


13.【4月8日】京都バス平バス停8:40→登山口→ドン谷→9:22アラキ峠→10:05権現山→10:42ホッケ山→小女郎峠→小女郎池→小女郎峠→蓬莱山→笹平→12:32打見山13:00→13:35クロトノハゲ→天狗杉→盤所橋→JR志賀駅15:24

 腰の調子もよくなったので久しぶりに(5年ぶり?)権現山に行こうと考え,出町柳バス停で7時45分発朽木学校行きのバスを待とうとしていました.そうしたら,1年に2回ほど出会うお方(われわれが勝手に「烏谷山のおじさん(はじめて出会ったのが烏谷山の山頂だったので)」とか「八幡のおじさん」とか呼んでいた方)と会いました.しかもこの「なべさん」がポンポン山で出会った「ヨネチャン」と知り合いとかで,「3人8脚さん」のサイトを通じて交流の輪がどんどん広がっています.いろいろ山の情報を交換することができて楽しい限りです.

 さて,バスは立っている人はいますが超満員ということもなく出発.平では我々を含めて5人降りました.みんな権現山を目指しています.バス停のテントでよもぎ餅を売っていたので買い求め,バス停からかなり戻って,いよいよ登山口に入ります.ドン谷です.アラキ峠あたりからうっすら雪がありますが,歩きにくいことはありません.難なく権現山に着きました.今日は珍しくよい天気で琵琶湖のあたりは少し春霞がかかっていますが,遠くまでよく見えます.稜線を縦走するのにこのあたりの雪はほとんどなく,ホッケ山,小女郎峠とアップダウンを繰り返しながら進みました.ただ,小女郎峠から池まで往復しましたがここは雪がまだだいぶ残っていて時折ズボッと沈みます.今日は腰に配慮してワカンもアイゼンも持ってきていませんでした.


 蓬莱から笹平へ降りるときはスキー場の端を歩きますが今シーズン最後のスキー,スノボーの客で賑わっているので邪魔にならないように下りました.打見山で昼食の後,ゴンドラで降りる選択肢もあったのですが,少し歩き足りない感じがするし,カミさんはミヤマカタバミの群生地に行きたいということで,キタダカ道を降りることにしました.ゴンドラの下からクロトノハゲまでは慎重に行かなければ滑落してしまいます.悪いことに雪があってノーアイゼンなのでゆっくりゆっくり確実に慎重に進みました.ここは雪があるときには我々のような中級者は避けた方がよいように思われます.長い長い九十九折りの道,林道を下り駅に着きました.そうしたら,京都行きの列車が入ってくるというアナウンス.必死で階段を駆け上がり乗り込みました.あとは,京都駅の八つ橋西尾でおぜんざい.家では山名酒造の「丹波旬楽・春の原酒上澄み」


12.【3月29日】京都バス出合橋バス停→森林組合9:10→細ヶ谷→柳谷峠→11:30魚谷山12:01→柳谷峠→13:18芹生峠→13:58奥貴船→14:20貴船倶楽部→貴船口

 今日は久しぶりでFさんとご一緒で魚谷山へ.京都バスの雲ヶ畑岩屋橋行きが今月でなくなるので,乗り納めというのがこちらへ向かった理由の一つです.ウィークデイにもかかわらず,小さなバスは満員.半分は山歩きの人,あと半分は白梅橋のアーチェリー場へ向かう若い人たち.バスを降り,森林組合のトイレを拝借して身支度をすませ,林道を進みます.もう雪は全くありません.

 樋ノ水峠分岐を過ぎ,滝谷峠分岐を過ぎ,いよいよ堰堤の横を登って細ヶ谷へ.いつ来てもここは落ち着くところです.沢沿いを幾度も徒渉しながら高度をかせぎます.ネコノメソウが咲き,クリンソウは咲く準備をしています.雪のあるときは雪の上からこれらの花を踏んづけて歩いたわけですが,雪が溶け春の訪れとともに元気に姿を現してきています.

 柳谷峠から最後の急登で魚谷山へ.ここで昼食.これまで出会った人は一人だけ.今日は天気もいいので同じ道を下らずに柳谷峠からまた登って尾根道を行くことにしました.テープはあるとはいうものの地図と見比べながら慎重に進みます.支尾根がたくさん延びていてなかなか複雑な地形です.尾根道から比良の蓬莱山,花脊の鉄塔などが見えました.この尾根道も気持ちのよい道です.アップダウンを繰り返しながら,最後,滝谷峠と芹生峠との分岐で結局滝谷峠をまわらずに芹生峠へ降りることにしました.この後の長いアスファルト道を覚悟の上.

 あとは貴船倶楽部でチーズケーキとコーヒーを頂き,叡電,京阪で家に帰りました.今日の締めは山名酒造の「純米大吟醸・匠の醸」.奥の深いお酒でした.


11.【3月25日】西村井8:25→8:54松本地蔵→11:20尾根・縦走路11:45→12:02烏帽子岳→13:53松本地蔵→14:14西村井

 今日は半年ぶりでアウトドア言語文化研究家のM氏ご夫妻とご一緒.中岳のアシウスギをご覧頂こうと思ってたのですが・・・

 車で出かけ西村井で駐車.お天気の関係で途中で引き返すことも考えて朽木栃生からではなくて朽木村井から登り始めました.粉雪の中,高度をあげていきます.P490を巻いて尾根へと登り返すまではまだあまり雪は見当たりません.しかし,547mを越えるあたりから雪が増えてきます.牛コバのあたりでは1mぐらいはありました.

 ずぼずぼ足を突っ込みながら時には膝あるいは腰のあたりまで入ることもあります.やっぱりこういう雪山は時間がかかり筋肉の負担は増えます.縦走路の尾根にあがる前の普段の道は完全に雪に隠れています.そこで,少し遠回りになりますが支尾根をそのまま直登.尾根にあがると風が強く寒い.ということで,とりあえず風を避けて昼食.それから烏帽子岳までは進みました.

 これから先は道の不分明,時間の関係で白倉岳,中岳,南岳と縦走せずに勇気ある撤退をしました.ピストンで車のあるところまでくだります.われわれの往きの足跡も雪で薄れかかっています.こうして無事下山しました.

 ここへくれば岩瀬の「栃ノ実庵」.栃餅ぜんざいを頂く.ああおいしい.お餅も香ばしく,ほどよい甘さのアズキとぴったりあっています.行きも帰りも道路の渋滞はほとんどなく,思っていたよりも早く帰れました.

 カミツレ湯のあとは今日はビール.サントリー,ザプレミアムモルツ.キムケン&ユッキーナというニックネームを贈っていただいたM氏ことヤギ&カバ様,ご一緒ありがとうございました.
 


10.【3月18日】戸寺バス停9:18→江文神社9:45→江文峠→琴平新宮社→三壺ノ社→11:00金比羅山三角点→三壺ノ社→11:53翠黛山12:20→12:57林道→雲居茶屋→大原バス停14:00

 昨日は雨なので山歩きはパス.今日日曜日にかけていたのですが・・・

 雨の関係で大原に行こうと京都バスに三条から乗りました.やっぱりぱらぱらしています.それに霧が出て山は墨絵のようです.戸寺で降りてバス停の前の「志野」で黒豆大福を買い,出発.江文神社のトイレで用を済ませ,今日は京都一周トレイルの道で江文峠へ.実はここから琴平新宮社への道のツバキがどうなっているかを確かめるために久しぶりにこのルートをとりました.結果は期待はずれで,つぼみはまだ堅く,咲いているのは一,二輪という寂しさでした.咲きそろうのは4月のはじめあたりでしょうか.

 レインウェアで蒸し暑く,汗がでてきます.三壺ノ社を過ぎ金比羅山三角点まで行きました.ここで朝買った大福を頂く.そしてまた三壺ノ社に戻り,あとはアップダウンを繰り返しながら翠黛山まで.昼食.さらに北へと歩を進め,天ヶ岳,焼杉山,寂光院の交差点に到着.雨も降っていることだしということで,ここから早々と下山.寂光院の前にたどりつき,雲居茶屋に寄って,味噌アイスクリーム.もともと味噌屋さんのアイスクリームで白味噌のアイスクリームにきな粉がかかっていてなかなかユニークなアイスクリーム.

 あとはバス,京阪で帰りましたが伏見でも雨は降っていました.「週末に雨」はやめてほしいものです.お天気のことゆえ仕方ありませんが.家に帰って,今日は伏見の藤岡酒造の「蒼空」で締め.純米酒でまったりした味.


9.【3月10日】善峰寺バス停9:20→釈迦岳→11:01ポンポン山→西尾根→12:40森の案内所13:08→杉谷分岐→14:11善峰寺バス停14:24

 西山に福寿草を見に行こうと善峰寺から釈迦岳を経てポンポン山へ. 

 我々が見晴らし台と呼んでいる分岐のところで,長岡京から登ってこられた方がどこかでお目にかかった方だと思ったらまずは「かおり」さんのホームページで見たYさんだと気付きました.それからいや実際にもお目にかかった方だと思ってつらつら考えてみたら,昨年武奈ヶ岳の西南稜でお会いしたお花に大層詳しい方だと思い出しました.

 いろいろとお話をしながら,あっという間に釈迦岳,ポンポン山と進み,西尾根のリョウブの丘で別れました.ネットの威力がすごいということと,こういうコミュニケーションの輪の広がり方もあるのだなあと感じ入りました.

 さて,かんじんの福寿草は,太陽が出ていないためにきれいに開花しているのは少なく,少し期待はずれでしたが,お天気のことゆえ仕方ありません.森の案内所で昼食ののち今日は杉谷を通って善峰寺まで戻りました.これは東海道自然歩道の道です.バスでJR向日町まで行って帰りは京都駅の「八つ橋西尾」に立ち寄り,私は抹茶パフェ.家に帰り,カミツレのお風呂の後で,山名酒造の「純米吟醸・寒造り新酒」で締め.


8.【3月3日】生きものふれあいセンター10:30→12:30蛇谷ヶ峰13:20→15:00生きものふれあいセンター

 今週1週間は暖かくしかも雨が降ったので比良の雪もだいぶ溶けているだろう.しかし今年買ったスノーシューをまだ使ってはいない!何とか使いたい!ということで,ゼロ・グラヴィティによるスノーシュートレッキングに申し込みました.最初は高島トレイルの三国峠の予定だったのですが雪の具合がもう一つということで蛇谷ヶ峰に行く先を変更.ゼロ・グラヴィティの高島事務所に9時集合.8時15分JR京都駅発で近江高島駅8時55分着です.

 事務所でお話を聞いていたら,なんと,ガイドの松井さんは幼稚園,小学校,中学校の私の20年近く後の後輩ということが判明.しかも,私の隣の町(ちょう)にその当時住んでおられた由.もちろん二人とも全くお互いの存在を知らず.「世間は狭い」.

 参加者は我々夫婦と姫路からこられた女性の3名.家族的な雰囲気でこちらもいろんなことが気軽に聞けて楽しく有益でした.雪は1週間前から20cmは減ったとのこと.雨の後のザラ雪.

 午後からは雲が多くなってきましたが登っている最中はいい天気.着替えを頻繁にやらないとすぐ汗をかきます.下りは雪が踏み固められていて傾斜のきついところではツルツル.半分滑りながら下山しました.

 打ち上げは京都駅の八つ橋西尾.今年2回目です.夕食も近いことだしということで私は抹茶ラッテ.妻はしっかりとおぜんざいを食べていました.家に帰って今日は山名酒造の「やくじんさん」.元気で山歩きができることに感謝して乾杯.


7.【2月18日】叡電八瀬比叡山登山口8:50→松尾坂→10:24西山峠→木場→11:41見晴らし台12:13→大比叡→15:10坂本観光案内所→甘味処うえだ→JR比叡山坂本駅

 比良の権現行きを考えていたのですが,金曜日夜からの降雪,さらに土曜日も雪が降り続けるとの予報で比良行きを断念.かわりにここは雪が降っても大丈夫ということで,比叡山に行くことにしました.

 伏見では道路にはそれほど雪は積もっていませんでしたが,叡電に乗ると北のほうではやはり雪が多いことが
よく分かります.叡電の駅からは白銀の世界.静寂な美しさ.今日は久しぶりに松尾坂です.先行者一人おられるようですが,かなり朝早く行かれたよう.

 西山峠(お地蔵さんは雪におおわれていました)を過ぎて林道に入ったところで持参のワカンをつけました.これで見晴らし台まで.ここで昼食.見る見るうちに西の方から雪雲がこちらのほうに.いそいでここからアイゼンをつけて山頂の駐車場へ.ここでトイレ.さらに坂を登って大比叡.坂本ケーブルのほうに行くか本坂を下るか思案しましたが,やはり久しぶりということで本坂に.

 山頂で8cm〜10cmぐらいの雪だったでしょうか.本坂に下ると京都側よりも雪が多いことに気がつきました.観光案内所でトイレ.ことしはじめての坂本の甘味処うえだ.JR坂本駅から帰ろうと思ったら,湖西線は30分の遅れ.ともかく到着した新快速で京都駅へ.今日も締めは山名酒造の「錦醪」.二本取り寄せていたので残りのもう一本を.雪の中を歩くのはやはり疲れます.早々に寝床につきました.


6.【2月11日】京都バス出合橋バス停9:10→直谷→滝谷峠分岐→細ヶ谷→11:36柳谷峠→12:05魚谷山12:30→柳谷峠→細ヶ谷→アズキ坂→滝谷峠13:58→滝谷→14:58奥貴船橋→貴船倶楽部→叡電貴船口駅

 ワカンの試し履きということで,1月4日山頂に行けなかった魚谷山に登ることにしました.バスは登山客以外の人もいて満員で発車.このときokaoka clubの哲郎さんを発見.しかし,満員でお声かけできずそのままに.出合橋でバスを降り森林組合の事務所でトイレをお借りし,林道をゆるやかに登っていきます.道に雪は全くありません.はたして担いできたワカンを使うことができるのか.

 滝谷峠の分岐に来ていよいよ細ヶ谷です.ここは本当に気持ちのよい谷.何回も徒渉しますのでアイゼンもつけられず,そのままに.柳谷峠に着いて,いよいよワカンです.8cmから10cm程度の積雪.さて,魚谷山山頂に向かおうとしたそのとき,かわいらしい鈴の音ともに哲郎さんが山頂から降りてこられました.岩屋橋から林道を経て魚谷峠,魚谷山とまわってこられたとか.やっと少しお話ができました.うれしくなります.

 柳谷峠から山頂へすいすいと.ワカンの威力.(これが分かんないか!)山頂で昼食.下山は柳谷峠を経て細ヶ谷へ.すると,またしても1月4日に出合橋で一緒に降りた方(仮にMr.ツルミク)と柳谷峠でばったりお会いしました.1月4日のすれ違いの件とかいろいろとおしゃべり.楽しくなります.そして,別れてから滝谷峠へは尾根道のアズキ坂で.滝谷峠への最後の登りがしんどかった.しかし,それよりも数倍しんどいことがこの後やって来るとはそのときは予想していませんでした.

 滝谷峠から奥貴船へ下りる道.倒木で大変とかいう話でしたが,踏み跡もたくさんあるし久しぶりに冒険してみようということになりました.アイゼンをつけてスタート.雪が踏み固められて非常に滑りやすくなっています.スタートの時点ではそれでOK.しかしすぐに石が露出してきます.仕方がないのでアイゼンをはずす.そうして降りてくると,滝の横の細い道がいくつもあり,道の雪が踏み固められてツルツル.緊張しました.下る道なのに冷や汗で汗だく.雪のある間はこの道は危険だということが分かりました.倒木は片付けられてほぼ問題なし.

 貴船では久しぶりに貴船倶楽部に寄り,おぜんざい.家に帰ってカミツレ湯のあとは,山名酒造の「錦醪」.しっかりしたにごり酒でした.


5.【2月4日】叡電二ノ瀬駅9:00→夜泣峠→大岩分岐→樋ノ水峠分岐→樋ノ水峠→11:17貴船山三角点→貴船山(P710)→滝谷峠→樋ノ水峠分岐→大岩分岐→二ノ瀬ユリ→14:36叡電二ノ瀬駅

 今日は久しぶりでマラソンランナーH氏夫妻とご一緒.それぞれ東京マラソンと京都マラソンに出場されるという大事な時期に山歩きを楽しみました.大岩分岐あたりまでは雪はありません.大岩分岐からやっと少し雪がありますが,せいぜい1cmから2cm程度.さらに北に進んで樋ノ水峠分岐からは雪が増えます.樋ノ水峠から三角点までは10cm程度.三角点から東の尾根の間のいつものところで昼食.尾根にあがってもう一つの貴船山を通り,今日は滝谷峠まで歩きました.滝谷峠から奥貴船に降りることも考えたのですが,道がどうなっているのか情報がないので,尾根道を戻る.帰りはP710には寄りませんでした.

 同じ道を帰るのも面白くないので,大岩分岐からは夜泣峠をまわらずにそのまま二ノ瀬ユリをくだりました.単調でいやになりますが早足でどんどんと.二ノ瀬駅近くの川でH氏夫妻に「カワガラス」がいることを教えてもらいました.この寒い中水に潜って食事をしていました.珍しい光景.さて,今日も出町柳「上燗や茶房」で「ほろ酔いセット」.琥珀のヱビスビールに大豆の醤油漬け,鰹の醤油漬けがついています.空き腹にちょいといい気持ちになって家路に.家に着いたら,カミツレのお風呂に入り,山名酒造の「醪(ロウ」で締めました.このお酒はにごり酒です.

 いよいよ次回はワカンかスノーシューをかついで出かける予定です.


4.【1月28日】マキノスキー場→ブナノキ平→マキノスキー場→さらさ温泉

 赤坂山目指すも積雪多く中間ぐらいのブナノキ平まで

 モンベルのスノウシュー・トレッキングのトゥアーでマキノまで行きました.大阪梅田から来たバスにわれわれは近鉄竹田駅西口で乗り込み.湖西道路ではいつものように坂本のあたりで渋滞.まあしかし,ほぼ予定通りに到着.スキー場のゲレンデでスノウシューをつけ,スキーやそり遊びをしている人たちを避け,迂回して登山口に行き,雪のない時には階段道になっている急斜面を登って行きます.スノウシューをつけて快適です.もっとも,先行者がラッセルして下さっているのでかなり楽.

 ブナノキ平まではトレイスがありスノウシューのおかげで沈むこともなく登って行ったのですが,上から戻ってきた方(どうやらこの方々がラッセルして下さったよう)の報告によれば,この先の堰堤まで行くのに無雪時の3倍の時間がかかったとか,また,腰まで沈むとのこと.それで先行者はとうてい赤坂山まで行って戻る時間がないので戻ってこられたとか.

 結局ブナノキ平で昼食.ここに東屋があるのですが,屋根の高さまで雪が積もっています.2mはあるでしょうか.雪のない時通ったことがあるので本当に驚きです.下りもスノウシューで滑ることもなくすいすいとゲレンデまでおりました.あとはさらさ温泉に入り,バスに乗り込み,近鉄竹田駅まで.今日は遅かったので,伏見大手筋の「京都宇治とろろ家」で打ち上げ.ビールが偶然にもサントリー・ザ・プレミアム・モルツだったのでこれまたうれしい.楽しい雪遊びの1日でした.


3.【1月14日】出合橋バス停9:00→10:04樋ノ水峠分岐→11:13樋ノ水峠→11:28貴船山三角点(P699)→鞍部→尾根→貴船山(P710)→尾根道→貴船山(P722)→尾根道→二ノ瀬ユリ→14:34叡電二ノ瀬駅14:40

 貴船山,三山巡る雪の道

 今日も雪のあるところということでこの前少々迷った樋ノ水峠へのルートを確認しようと出町柳から岩屋橋行きのバスに乗りました.ここで我々の山歩きの師匠okaokaさんご夫婦に初めて会
い,ご挨拶させていただきました.こちらがバスを降りる直前で少ししかお話しできなかったのが残念.今年もよろしく. 
 
 バスを降りて森林組合のトイレをお借りし,いざ出発.同じバスを降りた方は魚谷山に出かけられるとのこと.我々はこの方の足跡を見ながら樋ノ水峠分岐まで行きました.このあたりに来ると急に雪が多くなりました.滑りそうな橋があり,カミさんはこの橋を渡って谷を登って行きます.私は岩を使って徒渉.このあと何回か沢を徒渉しながら登っていきます.樋ノ水峠まで来ると膝までずぼっと入る大雪.1月4日よりも増えています.貴船山三角点に登り,そこを下って開かれた鞍部でいつものように昼食.

 そこから尾根にあがり,ひたすら北へ滝谷峠方面へ.まず国土地理院の地図で貴船山と記されているピーク(P710)に到着.さらに,これまで登ったことがないP722という貴船山三山で一番高いピークにまで登ってから帰路に.そうしたら帰り道,同じバスで魚谷山へ行かれた方の足跡を発見.我々がP722に行くときトレイスがないのでテープ通りに尾根の上を行ったとき,山腹の巻き道(本来の登山道)を滝谷峠から二ノ瀬ユリの方向に進んでおられたようなのです.もし我々が本来の巻き道をとっていたら,お会いしたはずです.残念.結局今日は歩き始めてから二ノ瀬駅まで誰にも会いませんでした.

 今日も打ち上げは出町柳の「上燗や茶房」.おぜんざい.京都半兵衛麩の生麩がお餅の代わりに入っています.家に帰り,お風呂に入ってビールで締め.サントリー・ザ・プレミアムモルツ.


2.【1月8日】越畑バス停9:10→芦見峠→西向地蔵→11:17地蔵山→反射板→12:10愛宕山三角点→水尾分かれ→荒神峠→ツツジ尾根→JR保津峡駅15:02

 適度に雪のあるところということで地蔵山・愛宕山縦走に決めました.

 7時40分発園部行きの山陰線で八木駅下車.8時18分着で京阪京都バスが8時24分発.6分間の連絡.昨年の10月からバスのルートが変わり北の方から回って越畑に.
同じバスで3名の方が先に出発.
芦見峠までは道の工事中がいくつか.昨年の崩落の修復中.工期は今年の3月末.まだ雪はほとんどありません.芦見峠でアイゼン装着.ここからは次第に雪が増えていきます.

 越畑スキー場跡を過ぎるころには20cmほどの雪.これがますます増える感じ.ただ,先行者があってラッセルしてくださっており,楽にすすむことができました.「げに先達はあらまほしきものなり」.あたりは一面の銀世界.実に美しい.歩くのはさほど苦労しません.西向地蔵の尾根に乗る最後の斜面が急です.ここはしんどいがふんばりどころ.

 ジープ道から最後の急な斜面を登って愛宕山三角点.京都市内を見ながらの昼食です.雲が垂れ込めていて見晴らしは今ひとつ.最初は我々だけ.続いて男性お一人.そして女性が3人.25分ほどでお昼を済ませ,出発.ここから神社の境内に行ってびっくり.あちらこちらで登山者の新年会で宴会.これはかなわない.急いで退散.

 下りは水尾の別れの小屋でアイゼンをはずす.そしてツツジ尾根に入ります.ここへ来ると雪なし.しかし,道は雪解けでどろどろ.しかも急斜面.こんなところで滑ってこけては目も当てられません.慎重にどんどん下山.

 JRで保津峡から京都駅まで.ここへくれば「八つ橋西尾」.恒例のおぜんざい.ほっこりします.

 家に帰ってカミツレの湯.しめは山名酒造の「奥丹波」.

 楽しい雪の道でした.今度はどこへ行こうか.



1.【1月4日】京都バス出合橋バス停9:00→森林組合9:10→樋ノ水峠分岐→滝谷峠分岐→細ヶ谷→11:25北山荘11:45→細ヶ谷→滝谷峠分岐→樋ノ水峠分岐→樋ノ水峠→貴船山三角点→樋ノ水峠→二ノ瀬ユリ→叡電二ノ瀬駅15:25

 2012年初登りです.毎年ポンポン山に行っているのですが,やっぱり雪がある方がいいということで,魚谷山にしました.森林組合のところでトイレを済ませスパッツをつけ,いよいよ出発です.林道には全く雪がありません.

 しかし樋ノ水谷出合,直谷山荘跡,と次第に雪が増えてきて,麗杉荘のところでアイゼンをつけました.滝谷峠分岐から細い橋を渡り堰堤の横を沢に添って北へ進みます.こうして今西錦司レリーフのところまで来たのですが,雪雲が近づき雪が降り出し,予定のコースタイムより少し遅れだしたので,結局柳谷峠,魚谷山には行かず,北山荘のところで少し早い昼食としました.軒先にベンチが置いてあったので利用させてもらいました.このあたり積雪は15cmほど.

 これまで誰にも会わなかったのでトレイスもなかったのですが,下りは自分たちの踏み跡を辿り,滝谷峠分岐まで来て,滝谷峠には登らず,行ったことのないルートで樋ノ水峠へ登ろうと冒険をしました.樋ノ水峠までは谷の分岐が多く,少々迷いながらも樋ノ水峠に.雪で踏み跡が分からないのが苦労した理由.毎年そうですが,このあたりも雪は多い.三角点のある貴船山に登り,また樋ノ水峠に降りてきてあとは二ノ瀬ユリで叡電二ノ瀬駅に.今日一日山では誰にも会いませんでした.

 打ち上げは出町柳の上燗や茶房.今日はケーキセットにしました.家に帰りお風呂の後は山名酒造の「奥丹波」でしめ.年末23日に搾ったという若々しい,すっきり辛口.

 今年も元気で50回山歩きをしたいと思っています.