2023年12月の山歩き

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72.[12月23日(土)]【晴れ] 比叡山三塔巡り  大宮川観光駐車場8:31→本坂→東塔→大比叡→西塔→峰道→横川→中尾坂→飯室無動堂→15:49大宮川観光駐車場  

日吉大社 亀堂 大比叡 玉体杉 せりあい地蔵
降りてきて中尾坂登り口
飯室不動堂 

 諸般の事情により、今日よりは明日のほうが天気はよいだろうが、本日山に入る。

 最初は蛇谷ヶ峰、あるいは八雲ヶ原とも考えたが、天気予報では北の方がよくなさそうなので、結局、比叡山三塔巡りに出かけることにした。

 いつものように大宮川観光駐車場に車を駐めて出発。日吉大社鳥居前で入山の儀式をすませ、本坂で登る。

 年々歩く速度が遅くなっている。仕方がない。亀堂まで辿り着けばあともう一息。ここが急登でしんどい。

 延暦寺会館の前を過ぎ、一隅を照らす会館の前に到着。紅葉(黄葉)の季節は終わったので観光客も少ない。阿弥陀堂を経ていよいよさらなる登りに。

 最後の踏ん張りどころ。

 ようやく尾根に乗る。大比叡まではもうあと少し。風が冷たく3枚目の防寒のジャケットを羽織る。大比叡ではピーク写真だけで先を急ぐ。大比叡を降りて駐車場のところに来て比良の方を見る。なに、これが12月の下旬?というぐらいに、白いものは全くなし。蓬莱のあたりに人工雪であろう、ほんのちょっぴり白いものが見える。琵琶湖も渇水で困っているし、地球温暖化、なんとかならぬものか。

 山頂駐車場を過ぎ、見晴台を過ぎて浄土院のほうに回らずに国家鎮護の碑から左に入り、西塔駐車場へ向かう。冬には閉鎖されるが今日は空いていたトイレを借りる。暖房が効いていてほっとする。

 西塔を経て峰道に入る。どこか風を避けて日だまりのところでお昼を取りたいと思ってキョロキョロしながら峰道を歩く。とうとう玉体杉のところに来た。西の方からつまり京都市内のほうから風があるが、陽があたっているのでここで昼食とする。

 ここからはアップダウンはあるものの基本降り。

 横川の駐車場に降りてきて、元三大師堂の前まで行かず横川中堂の横から日本生命の慰霊碑横を通り、中尾坂に入る。

 あとは南東方向に飯室不動堂に向かい、そこから南に道(覚道坂)をとり、住宅地に出て、西教寺の前を通って駐車場に帰った。14.8km 7時間17分。

 帰りもバイパスから名神に入って帰宅。

 ピーナッツと牛乳でうちあげ。お風呂の後は、山名酒造の「奥丹波・搾りたて」。淡麗で少しフルーティーなお酒。何杯でも飲める(危ない、危ない)。

 あと1回ぐらい山に行けるか。



71.[12月17日(日)]【晴れ]
 如意越を行く、大文字山・如意ヶ嶽  錦林車庫バス停→霊鑑寺→楼門の滝→大文字山→如意ヶ嶽→灰山庭園遺跡→別所三角点→長等山テラス→早尾神社→JR大津京駅

霊鑑寺 俊寛僧都忠誠之碑 大文字山山頂 雨社 如意ヶ嶽
灰山庭園遺跡 ガードレールの切れ目から降りる 
 長等山テラスから 長等山テラスにて 

 今日はまだ踏んでいなかった如意ヶ嶽に行ってみようということで、京都から如意越で大津に降りることにした。

 スタートは霊鑑寺なので、出町柳からバスで錦林車庫まで行き、そこから歩き出す。降るときによく使うこの道を今日は登りに使う。景色が新鮮だ。圓重寺の横から登っていく。

 楼門の滝の下のところで見事だった紅葉(黄葉)ももう終わりである。紅葉(黄葉)の絨毯を踏みしめながらゆっくり登っていく。

 四つ辻まで行かずに大文字山山頂近くに出てくる谷を詰めていく。この道はあまり利用されていないようなので人には誰にも会わなかった。

 山頂から火床へ行く道の山頂に近いところに出てくる。日曜日のこととて山頂は人でごった返している。ピーク写真を撮って、四つ辻、如意ヶ嶽に向かう。

 如意ヶ嶽までの道の途中で雨社に立ち寄る。

 初めて通るこの道は2018年の台風による倒木で相当被害を受けていたようで、その残骸があちこちにある。一方、道の倒木は歩きやすいように整理がされている。実にありがたい。

 途中で如意越を管理・世話されている方(oh!讃山クラブの方か?))に話しかけられ、地図を頂戴し、いろいろと説明をお聞きした。楼門の滝付近のところに源平の争いの前には三井寺の西門があったとか、初めて聞くことも多かった。

 如意ヶ嶽の山頂は現在は使われていない航空施設があり山頂は踏めないが、フェンス沿いにさらに東へ、東へと進む。次に灰山庭園遺跡があり、これは灰山城跡でもある。

 さらに如意古道を東へ進み、四つ辻に来たところで、道を間違えてしまった。この四つ辻で長等山テラスへ行くには左に曲がらなければならないのだが、まっすぐ降りて長等山の方向に進んでしまった。これで長等山、坊越峠を経て三井寺に降りるのであれば問題ないが、われわれは長等山テラスを経て皇子が丘公園の方に降りたいので、これは間違い。おかしいと思ったのが20mほど降ったところ。仕方がないので20mを登り返す。まだ昼食前なのでこれはこたえる。

 元の四つ辻に上がって北へとゴルフ場のフェンス沿いに進めば、三等三角点のある別所三角点(371m)に辿り着いた。12時20分。お昼だ、お昼だ。いつものようにミックスサンドとあんパンをお茶とコーヒーで。30分近くゆっくりする。しかし、寒い。ライトダウンのジャケットも着て、冬の服装。

 あとは降るだけ。早尾神社に着いたのはよかったが、ここからJRの駅まで行くのは? 犬の散歩をしている人に道を聞いて公園の中を通り、キョロキョロしながらやっとJRの駅に到着。まもなく新快速が来て、京都駅。そこから近鉄で帰宅した。ずいぶん早く帰宅できた。お風呂のあとは、今日はポトフでビール。 


70.[12月13日(水)]【晴れ] またまた大文字山で道を探る  銀閣寺→メガネ峠→二段の滝→キビタキの沢→出合孫熊山四つ辻→出合乗越四つ辻→アセビ原道→出合坂四つ辻→大文字山山頂→京都トレイル→大日山→南禅寺→麹屋→京阪三条

二段の滝(上から) キビタキの沢 アセビ原 京都展望台から 麹甘酒ぜんざい
大文字山山頂 大日山山頂

 大文字の道という道を踏破してみたいとの願望から、今日はアセビ原道と大日山に出かけることを目的とした。

 出町柳から銀閣寺道、山に入って二段の滝からキビタキの沢までは日曜日と同じ。

 鹿山に寄らず二段の滝上部に降りてくる。ここからが沢を遡行する。沢に平行して斜面に道が作ってある。沢とはつかず離れずで分岐に到る。

 ここから左手に行けば夢見庵、天の原方面である。われわれは右手に進む。ここがキビタキの沢と呼ばれているところである。

 南へ南へと進み、沢が二手に分かれているところに来る。左を行けば孫熊山方向であるが、われわれはアセビ原道に行きたいのでまっすぐ進む。ところがそのまま南へまっすぐ行けない地点に来た。まっすぐ谷を詰めて行きたいのだが、倒木と藪で行けそうにない。そこで尾根に上がりしばらく行くと熊山乗越への分岐でわれわれはひたすらまっすぐ進み、アセビ原道に入る。最初はそうでもないが、やがてアセビが多数見えてきて「アセビ原道」だと納得する。静かな落ち着いた谷道で、進むと出合坂四つ辻に到着。ここから尾根を登れば400mライン(われわれ勝手に命名)に達して、あとはひたすら大文字山山頂に進むだけである。

 シャリバテもありここが一番つらい。11時50分に山頂ベンチに到着。三角点より少し下がったところのベンチで昼食とする。ミックスサンドとあんパンと甘納豆。30分ほどゆっくりして12時20分に出発。

 あとはトレイル道で南禅寺に降りてきて、さらに、生麹を買うために三条神宮寺道の麹屋に寄り、麹甘酒に小豆がのっかり、中に小さなお餅が2個隠れているおぜんざいを食べてうちあげとした。店を出て、京阪三条まで歩いて京阪に乗った。

 帰宅後は片付けをして写真の整理。お風呂のあとの夕食はチキンソテー。これはやっぱりビールでしょう。サントリー・ザ・プレミアムモルツ。


69.[12月10日(日)]【晴れ] 大文字山で道を探る  銀閣寺→メガネ峠→鹿山→二段の滝→キビタキの沢→孫熊山→熊山→大文字山山頂→楼門の滝→霊鑑寺→錦林車庫バス停

まずはメガネ坂へ 孫熊山 孫熊山にて 大文字山山頂にて 倒木帯
二段の滝 残りモミジ
   

 大文字山の紅葉(黄葉)もほぼ終わりなので、今日は今まで踏んでいなかったルートを辿ることにして山歩きを楽しむことにした。

 京阪とバスで銀閣寺道で降り立ち、入山の儀式をすませて登山口に向かう。

 登山口から今日はメタセコイアの方には行かずに直でメガネ峠に向かう。そこから次は鹿山が目標である。

 鹿山に着いたら、前回は子鹿山まで進んで二段の滝に降りたが、今日はショートカット。鹿山から子鹿山方向に少し進んだところで右手の谷に降りていく。こうして谷筋を降りていくと、ちょうど二段の滝の上部に降りることが出来た。今日の第一の冒険。

 二段の滝は水量がもっと多ければもっと壮観な滑滝なのだが、水が少なく迫力には欠ける。

 二段の滝からは遡行する。そして本日の二つ目の冒険は夢見庵まで行かずにキビタキの沢の分岐で右手の谷に入り、さらに次の分岐で左手に入り孫熊山にあがった。

 大文字山山頂では人の多さが懸念されるので、孫熊山の山頂で昼食をとることにした。誰も来ない静かな山頂でゆっくり30分ほど昼食の時間に割いた。

 昼食後はここから尾根筋を登り、熊山を経て山頂を目指す。山頂に着けば、お天気のよい日曜日と条件はそろっているので、満席状態。われわれは昼食をすませているので、ピーク写真のあとは即下山。

 今日は久しぶりに火床の左払いから法然院にと思っていて、火床のほうに歩いてみたら、少し歩いたところで左手に谷筋が見える。予定を変更して本日の第三の冒険で、ここを降りてみることにした。踏み跡、道らしきものがあり、谷を降りていくと途中で倒木帯があった。完全には片づけられてはいないが、枝を払って下を潜りやすくしてあるので、それほど難儀せずに降って行けた。

 予想通り、四つ辻から楼門の滝へ進む道の途中に合流した。近道にはなっていないが、四つ辻からの道と比べればゴロゴロ石が少ないので、比較的楽に降ることが出来た。

 あとは4日前と同じ道で、楼門の滝を過ぎて圓重寺の横に出て、霊鑑寺横を経て錦林車庫バス停に着いた。それほど待たなくても錦林車庫発の17番のバスに乗れて出町柳まで。そこから京阪で帰宅した。

 ショートカットの道を使ったこと、もう紅葉(黄葉)の写真を撮りまくることもなくなったことでずいぶんと早く帰宅できた。ホットミルクと甘納豆、柿でうちあげ。お風呂のあとはビールで締め。今日は昨日から仕込んであったおでんで。ああおいしい。
 


68.[12月6日(水)]【曇りのち晴れ] 大文字山北斜面に残りモミジを探索  銀閣寺→メガネ峠→鹿山→子鹿山→二段の滝→夢見庵→春日坂→六道の辻→大文字山山頂→楼門の滝→霊鑑寺→錦林車庫バス停

イワモミジで 子鹿山で 夢見庵 山頂 オトコヨウゾメの実
二段の滝
   

 今回は大文字山の残りモミジを特に北斜面中心に行うことと、これまで踏んでいない道を歩こうということで、京阪とバスで銀閣寺道に向かった。

 銀閣寺前からまずメタセコイア並木を確認してから、メガネ峠へ。そこから谷に降りそこから尾根に登り、また谷に降りそこから登りをくりかえして鹿山(290m)に到着した。

 鹿山からは尾根を北へ10分ほど降りれば子鹿山(270m)。広い台地上になった山頂である。ここへ来たのははじめて。ここから二段の滝へ降りる。尾根を少し降りてから斜面のジグザグ道を二段の滝へ降りていく。かなりの斜度があり、かつ道は細いので、慎重に降った。湿った落ち葉があるので滑りでもすれば大事となる。

 二段の滝は滑滝で立派な滝だった。中尾の滝よりは見応えがある。これで水量がもっと多ければもっと見事であろう。ここへ来たのも初めてのことであった。

 この先夢見庵まで沢を遡行する。これも初めての道。ともかく歩きやすいところを辿っていく。水量が多ければやや苦戦するだろうが、このところの雨の少なさが幸いして多少靴が濡れる程度ですんだ。

 12時前になったので、夢見庵で昼食とする。京阪丹波橋駅のパンショップCで買い求めたサンドイッチとあんパン。お茶とコーヒーで。

 お腹が膨れると脚は重くなる。ここからつらいが大文字山頂へ向かう。尾根道(春日坂という)を辿り六道の辻まで。天の原はパスした。六道の辻で標高400m。ここから一直線に大文字山山頂(465.3m)まで突き進む。10分ほどで山頂に到着。水曜日でも山頂は賑わっている。

 写真を撮って、すぐに下山。今日は霊鑑寺の方向へ。ここでは楼門の滝のあたりの紅葉(黄葉)が圧巻であった。やや終わりかけが残念と言えば残念なのだが、ずいぶんと見応えがある。1週間か10日前であればもっとすごいことであったろう。来年はもう少し早く来ることにしよう。

 錦林車庫バス停からバスに乗り、出町柳から京阪で帰宅した。帰宅してホットミルクと甘納豆。夕食時には山名酒造の「千歳・野条穂」。奥行きの深い酒。寄せ鍋で。

 これで今期の紅葉(黄葉)巡りはひとまず終わりとしよう。これからの楽しみは、踏んでない道を探ることと、そして雪。暖冬と言われている今年、雪はどうなるだろう。スノウタイヤへの履き替えはまだしていない。


67.[12月3日(日)]【曇り時々晴れ] ポンポン山紅葉(黄葉)探索  大原野森林公園・森の案内所→竃ヶ谷→東尾根→ポンポン山→西尾根→大原野森林公園・森の案内所  

熊情報 ガマズミの実 ヤマホロシの実 ポンポン山山頂 西尾根

 前回は大文字山の紅葉(黄葉)探索を行ったので、本日はポンポン山の紅葉(黄葉)探索を行うことにした。

 9時少し前に森の案内所に到着。9時前でもすでにゲートは開けられていた。届けを出し、入山の儀式をすませる。熊に注意の張り紙がある。前回は10月20日の目撃情報であったが、今回のは11月13日のものである。前回のは森林公園内であり、われわれも東尾根で熊棚を二つ見たが、今回のは森林公園外で高槻市大字杉生小字千ヶ谷での目撃上である。熊鈴をつけ用心しながら歩くことにする。9時20分にトイレ前出発。

 最近雨が降らないので川の水量は少なく難なく徒渉して竃ヶ谷を進む。花の季節は終わっているので、木々の紅葉(黄葉)を確かめながら進む。

 次にケヤキ谷に進む。昨年はここの紅葉(黄葉)を愛でたのだが、今年はもう終わっているのか写真に撮るほどのことはない。途中で休憩しながら東尾根にのる。ここからはアップダウンを重ねながら杉谷分岐まで行く。出発から杉谷分岐まで誰にも会わなかった。

 杉谷分岐から山頂を目指す。お腹も空いてきているのでしんどい。なんとか我慢して山頂に到着した。

 ところが、予想通り11時半で満席状態。これはパスしてリョウブの丘へ向かう。

 リョウブの丘では人は誰もいないのでわれわれが独占して昼食を始める。

 昼食後はひたすら西尾根を進む。ここで楽しみなのはタカノツメ街道。まだ全部は落葉せずに葉っぱを残してくれていた。

 西尾根は落葉樹が多く、何ヶ所かのポイントで紅葉(黄葉)が見られた。もう今日で最後となるだろう。

 13時40分ぐらいに森の案内所に帰ってきた。4時間20分、7.7kmの山歩きであった。
 
 新名神、名神で帰宅。15時頃。ホットミルクとナッツでうちあげ。夕食時にはビールで締め。横浜の妹からもらった焼き豚で。